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'92年~'94年にかけて、フジテレビ系で放送された伝説の子供向け番組「ウゴウゴルーガ」のDVD-BOX「ウゴウゴルーガ おきらくごくらく15年! 不完全復刻DVD-BOX完全予約限定生産」(品番:ZMSH-3300)のヒット祈願イベントが、4月29日にHMV渋谷で開催された。 DVDは完全予約限定生産となっており、3月1日から予約受け付けを開始し、予約締め切りは5月31日。発売日は、第1回放送日から15年目の10月5日で、価格は29,400円。発売元はフジテレビ映像企画部、販売元はメディアファクトリーとなっている。 本編ディスク8枚に、映像ディスク1枚を加えた9枚組みのDVD-BOX。ディスクは片面2層で、映像は4:3のスタンダード。当時のスタッフが結集し、一年半に渡るすべての放送や、そのほかの特番などから厳選して、再編集しているという。合計の収録時間は未定。
特典ディスクには、最終回の涙のバックステージ映像や、成長したウゴウゴくんとルーガちゃんによる「ウゴウゴルーガ2007」などを収録する予定。さらに、24ページのブックレットも付属する。さらに、先行予約特典として、DVD-BOXをそのまま収録できる「テレビくんジャンボフィギュア DVD-BOX」も用意される。
ウゴウゴルーガは、朝の時間帯に放送された子供向け番組だが、シュールなギャグや、当時としては斬新なCGを使ったショートコーナーなどを連発。大人でも楽しめる内容で「おきらくごくらく」などの流行語も生まれた。田嶋秀任さん(ウゴウゴくん)、小出由華さん(ルーガちゃん)らが出演。テレビくん、シュールくん、トマトちゃん、ミカンせいじんなど、様々なキャラクターも誕生した。 なお、DVDの発売に先立って、13年ぶりとなる2007年版のウゴウゴルーガ「復活!ウゴウゴルーガSP(仮)」が、フジテレビ系地上波で5月17日26:40~27:10に放送される。さらに、CS放送フジテレビ721では、1時間の完全版が5月25日22:10から放送される予定。
内容については、「まだ、プロデューサーの頭の中」とのことどだが、大人になった、ウゴウゴくんとルーガちゃんが、13年ぶりにテレビ番組でグダグダな掛け合いが見られることは間違いなさそうだ。
■ ウゴウゴくんには胸毛が。ルーガちゃんは綺麗になった
ゴールデンウィークに突入したHMV渋谷のイベントステージには、約100人ファンが集まった。ステージ上のモニターには、当時の映像が流され、その映像にシュールくんや、ロボットくんらが、その場でコメントしまくるという、出だしからウゴウゴルーガらしさが炸裂。 「シュールくんが六本木ヒルズ周辺に住んでいて、子供の運動会にもちゃんっと行っている」とか、「まさおくんが、今度結婚します」といった近況情報が明らかに。さらに、「ミカンせいじんの映像が、YouTubeにも上がっております。よろしくありません」とサラリと批判(?)すると、会場に爆笑が起こった。 ダイジェスト映像の最後を、ぷりぷりはかせが「ウゴウゴくんは、今朝8時半に現場入りして、メイクと衣装の準備を完璧にしているらしいぞ」と締めくくると、ステージ情報に設置してある3台のモニターに司会進行役として、てれびくんが登場。
「本日のテレビくんは16:9の横長サイズで薄型ですが、手や足がないです。ごめんなさい。これが本当に、手も足も出ない、といいます。初めての3画面テレビくんでお送りいたします」と、当時は4:3ブラン管だったてれびくんも、いつのまにかデジタル対応を済ましていたようだ。
そんな3画面テレビくんが、22歳の大人になった小出由華さんと田嶋秀任さんを呼び込み、2人は当時の衣装も制作していた、スタイリストが手作りした衣装で登場。実写版のミカンせいじんもステージに並んだ。 小出由華さんは、写真集を出したり、めざましテレビにレギュラー出演するなどタレント活動を続けているが、芸能活動をやめている田嶋秀任さんは、現在「自分探しの旅をやってまして、特にまだ、なにも決まっていないです。後々は、福祉の仕事をやっている母を手伝っていきたい」と話していた。
そんな田嶋さんを、小出さんは「渋谷にこれるかなって、心配だった」という。この前の記者発表の前日は一睡もできなかった田嶋さんは、今回も緊張して3時間ぐらいしか眠れず、HMV渋谷にも「普通の入り口から入ってきた」とのこと。
互いに大人になって再会した印象について、小出さんは「意外と顔とかは変わっていないから、そのまま大きくなった感じです。でも、控え室では、タバコ吸ったりとか、胸毛とか生えているし、大人の男性を感じますね」。田嶋さんは、「明るい性格とか、元気なところは変わっていないんですけど、それプラス、綺麗になったなと、思います」というと、小出さんに「ありがとうございます!」と返されて、照れていた。 今回のDVD化で13年ぶりに一緒に仕事をする2人だが、小出さんは「1人出るときとか緊張するんですけど、2人で出ると、十何年間も話してなかったのに、不思議とほっとしたりとか、安心する」とのことで、今後2人での仕事も「いいお話があったら、是非是非、やりたいと思います」と積極的なのに対し、田嶋さんはあまり乗り気ではなそうだった。
人気番組であったのに、DVD化に13年かかったことについては、「正直、やっとかと思いました(笑)」と小出さん。田嶋さんは「機は熟した」との感想。小出さんは、「ビデオ保存しているんですけど、テープは伸びてくるので、早くDVDにならないかなと思っていた」という。
さらに、「改めて、沢山の人に見ていただくというのは、すごい嬉しいです。ちっちゃい子でも見られるし、一週間で難しい車輪の下とかっていう本をお勉強したりとか、テレビくんのお言葉だったりとか、大人でも、ウゴウゴルーガを知らない人でも、楽しめると思います。勉強にもなるし、面白い」小出さんがPRすると、田嶋さんは「そのとおり」だけでコメントを済ましていまい、小出さんに「簡単だな!」とツッコまれてていた。13年たっても、力関係は当時とあまり変わっていないようだった。
最後にテレビくんが「今日のお言葉」で、DVD-BOXのタイトルを振るが、もちろん一回ではうまく言えず、テレビくんに「うーん、変わらないね あなたたちは」といわれてしまう。2回目にはうまく言えて、「達者でな! バイバイ」と締めくくった。
□DVD情報のページ
(2007年5月2日) [AV Watch編集部/furukawa@impress.co.jp]
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