米Harman、投資会社2社により80億ドルで買収 －KKR、GSCPと合意。成長戦略強化へ

　米Harman International Industriesは4月26日(現地時間)、投資会社のKohlberg Kravis Roberts(KKR)とGS Capital Partners(GSCP)によって買収されることに合意したと発表した。買収総額は約80億ドル。

　買収の完了は2007年第3四半期の見込みで、取引後の株式総数は約830万株。Harmanの取締役会は全会一致で買収に賛成したとしている。1株当たり120ドルで買い取られるほか、Harmanの株主は所有株を買収後の新会社の株式と交換することも可能となる。

　社名などに変更はなく、創始者であるSidney Harman氏は引き続き会長を務める。また、日本法人のハーマンインターナショナル株式会社も、「これまで通りHarmanブランド製品を販売することに変更はない」としている。

　Sidney Harman氏は今回の買収について「KKR、GSCPとの合意に達したことで、株主に最大の利益をもたらし、Harmanと株主は将来の成長の機会を得る。これを生かし、今後も戦略的計画を続けることで、革新的な製品や優れたサービスを提供する」としている。

□Harman Internationalのホームページ(英文)
http://www.harman.com/
□ハーマンインターナショナルのホームページ
http://www.harman-japan.co.jp/
□ニュースリリース(英文)
http://www.harman.com/press/pdf/harman-kkr.pdf

( 2007年5月7日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]

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