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日立、Blu-rayで8層/200GBを可能とする光学技術
-光の干渉を利用して、多層メディアに対応


5月18日発表


 日立製作所中央研究所は18日、光ディスクの再生信号出力を10倍に増幅する光学系基本技術を開発したと発表した。同技術はBlu-ray Discの多層化などへの応用が見込めるため、Blu-rayで4層100GBから8層200GBまでの記録再生を実現できるとしている。

 光ディスクにおける記録密度は、一般的に記録再生するレーザー光を絞り込んだ「光スポット」の大きさで決まる。しかし、Blu-ray Discにおいては、すでにその光スポットの微細化の限界に達しているため、記録層の多層化による高密度化が検討されている。

 だが、多層化ディスクでは重なり合う複数の記録層を通して、奥の記録層にも読み書きをするため、手前の層により信号光量が低下し、ノイズに信号が埋もれてしまうなどの困難がある。

 そのため、日立製作所中央研究所では、光の干渉を利用して検出信号を増幅するという「ホモダイン検出法」を、現行の光ディスクと親和性の高い光学系に導入するための技術を開発。具体的には、「偏光プリズムによる参照光生成と偏光差動検出」、「光路差揺らぎを補償する差動検出」の2つの技術を開発した。

 レーザー光源からの光をあらかじめハーフミラーなどにより、2系統に分けてその一方を信号で変調。再生時に変調した「信号光」と、もう一方の変調していない「参照光」と干渉させることで、信号を増幅できるという。

 今回、実験システムで原理実験を行ない、参照光の強度を信号光の100倍に設定することで、少ないノイズで再生信号を10倍に増幅できることを確認。このときの参照光の強度は、現行の記録型多層光ディスクで使われているレーザー出力より小さな値という。

□日立製作所のホームページ
http://www.hitachi.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews/month/2007/05/0518.html

( 2007年5月18日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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