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富士ソフト株式会社は、ポータブルプレーヤーやカーナビなど向けのワンセグ放送受信ミドルウェア「FSDTV Mobile」を6月1日より機器メーカー向けに発売する。 直販や代理店経由による販売を予定しており、販売形態としては、許諾ライブラリを組み込んだ製品の生産台数に応じて使用料を徴収する。 ワンセグ放送の受信機器に搭載し、視聴/選局/EPG/録画などが行なえるミドルウェア。対応OSはWindows CE/Linux/VxWorks/Symbianなど、各種組み込みOSに対応する。CPUも各社製品に対応可能。 選局処理をはじめとする操作処理のアルゴリズムをワンセグ放送向けに最適化し、操作性を向上している。また、再生時のH.264/AACデコードや、TSファイルのDemux処理などは、搭載機器に応じてハードウェア/ソフトウェア処理のいずれかを選択して利用できる。 同社が提供するのは、選局ライブラリ部分のミドルウェア。実際の操作や画面表示など基本機能の部分は、付属のサンプルプログラム(ソースコード含む)を参考に開発できるため、低コストで開発できるほか、開発期間が短縮できるという。また、OSとライブラリ部を繋ぐ「System ポーティング レイヤー」部も機器メーカー各社で開発して利用する。 同社では、発売済みの地上デジタル放送用ミドルウェア「FSDTV Middleware For ARIB」と組み合わせることで、地上デジタル12セグ/1セグの自動切替が行なえる「FSDTV Hybrid(仮称)」も2007年夏頃の発売を予定している。 □富士ソフトのホームページ ( 2007年5月21日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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