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シャープ株式会社は、欧州や米国などで採用されている携帯機器向け地上デジタル放送規格「DVB-H」と、韓国のほか、欧州の一部などで採用されている「T-DMB」の両規格の放送受信に対応するチューナモジュール「VA3B5EZ915」を7月初旬より出荷開始する。サンプル価格は20,000円。 携帯電話などの小型機器向けデジタルチューナモジュール。DVB-H/T-DMBの両放送に対応するモジュールは世界初としている。 新たに開発した高周波IC/OFDM復調ICを採用し、消費電力を低減。DVB-H受信時で43mW(typ.タイムスライス時)、T-DMB受信時で190mWの消費電力を実現している。 チップセットの開発と、独自実装技術により、モジュールのパッケージサイズを8×8×1.25mm(縦×横×厚み)に小型/薄型化。制御インターフェイスはSDIOとSPIに対応する。 受信可能な周波数帯(GSM妨害除去フィルタ内蔵時)は、VHF帯が174~245MHz、UHF帯が474~746MHz、L-band帯が1,450~1,492MHz/1,660~1,685MHz。入力感度は、DVB-H受信時は-97.5dBm(typ.8MHz、QPSK、コードレート1/2)、T-DMBが-102dBm(typ.VHF、Mode I)、-101dBm(typ.L-band、Mode I)。 また、チューナモジュールのほか、アンテナ周辺回路やデバイスドライバソフトなど、DVB-H/T-DMB受信に必要なリファレンスデザインも提供可能で、開発期間の短縮に貢献できるとしている。 □シャープのホームページ ( 2007年5月22日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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