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株式会社ナナオは、液晶ディスプレイ「EIZO FlexScan」シリーズの新モデルとして、2系統のHDMIやD4端子などを備えた、24.1型ワイドモデル「HD2451W」を6月22日に発売する。価格はオープンプライス。直販限定モデルとなっており、直販価格は149,800円。 また、AV入力を省いたモデル「HD2441W」も用意。こちらは店頭販売も予定しており、6月22日発売。価格はオープンプライス。直販価格は144,800円と、5,000円低価格になっている。カラーは「HD2451W」がホワイトシルバー、ブラック、チタニウムシルバーの3色。「HD2441W」はホワイトシルバーとブラックの2色。
搭載しているパネルは2モデル共通のVAタイプ。パネル解像度は1,920×1,200ドット。輝度は450cd/m2。コントラスト比は1,000:1。応答速度は16ms(黒→白→黒)/6ms(中間階調)。 同社の液晶テレビ「FORIS.TV」で培った技術を投入したことで、「高品位な静止画と動画の表示を両立した」というモデル。独自の映像プロセッサを備えており、映像の特徴をリアルタイムに解析。明るさや色の濃さ、色合いを最適に調整することで、コントラスト比を3,000:1まで拡張する機能を備えている。 また、オーバードライブ回路も内蔵。残像感を低減するとともに、白とびや黒つぶれも抑えている。HDMI入力など、AV表示モード時ではI/P変換も行なうほか、ノイズフィルタ量の調整も可能。 表示モードに「16:9 フル」を用意。HDMIやD端子から1,920×1,080ドットの映像を入力した場合、オーバースキャンを行なわず、ドット・バイ・ドットで表示できる。AVモードではそのほかに「4:3」、「レターボックス」、「16:9」も選択可能。PinP(子画面表示)にも対応しており、子画面の位置や透明度の変更も行なえる。
共通の入力端子はHDMI×2、HDCP対応のDVI-D×1、D-sub 15ピン×1、ステレオミニの音声出力とヘッドフォン出力も各1系統備えている。また、HD2451Wのみ、AV用としてコンポジット/S映像(排他利用でS端子優先)、D4端子を各1系統用意。AV用音声入力としてアナログ音声×2も用意する。 また、両モデルでUSB端子をアップストリーム、ダウンストリーム各2系統用意。ダウンストリームはUSBハブとして機能するほか、USBオーディオ機能も内蔵。PCと接続することで、ディスプレイがUSB音源として機能。スピーカーは備えていないが、アナログ音声出力からPCの音声が出力されるため、同端子に別途アクティブスピーカーなどが接続できる。
消費電力は110W。スタンドは約90mmの昇降や、後方60度/前方5度のチルト、左右172度のスイーベルに対応。スタンドを含む外形寸法と重量は、566×230×363~480mm(幅×奥行き×高さ)で、約10.3kg。
■ ボーズスピーカーとのセットモデル 直販サイトでは、HD2451W/2441Wと、ボーズの小型スピーカー「Micro Music Monitor(M3/直販49,980円)」、液晶保護パネル、ディスプレイクリーナーをセットにした「スペシャル・ダイレクトパック」も用意する。
ラインナップは下表の通り。
また、秋葉原の電気街にある「カフェソラーレ リナックスカフェ秋葉原店」に、「EIZO Cafe」をオープン。5月26日と27日の2日間、ディスプレイ新モデルの体験イベントが実施される。HD2451Wなどが展示される。
□ナナオのホームページ
(2007年5月23日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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