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パイオニア株式会社は、前面にUSB端子を備え、MP3やWMAなどが再生可能な7.1ch AVアンプ「VSX-517」を6月中旬より発売する。価格は55,000円。 2006年6月発売の6.1ch AVアンプ普及モデル「VSX-516」の後継機種で、最大出力100W×7chの7.1Ch AVアンプ。 独自バーチャルサラウンド技術「フロントサラウンドアドバンス」機能を同社AVアンプでは初めて搭載。2本のフロントスピーカーのみでのサラウンド再生が可能で、「従来のバーチャルサラウンドとは全く異なるリアルで自然なサラウンドを実現する」としている。 低音用のLFEチャンネルと、そのほかのメインチャンネルとの間の低音ずれを補正する独自技術「フェイズコントロール」を採用する。 その他の基本機能は、VSX-516とほぼ同等で、前面にUSB 1.1端子を搭載し、ストレージクラス対応のポータブルオーディオやUSBメモリなどに収録したMP3/WMA/AACなどの楽曲ファイル再生が可能。ただし、著作権保護ファイルには対応していない。そのほか、WMA9 Proデコーダも備える。 WMA/MP3/AACなど圧縮音源の再生時に利用する、圧縮時にカットされた高域/低域の成分などを独自のアルゴリズムで復元する「サウンドレトリバー」機能を搭載。また、同梱マイクを使って音場設定を自動で行なえる「オートMCACC(Multi Channel Acoustic Calibration System)」も装備。 デコード可能なフォーマットはドルビーデジタル、ドルビーデジタルEX、ドルビープロロジック、ドルビープロロジックIIx、DTS、DTS-ES(ディスクリート/マトリクス)、DTS Neo:6、DTS 96/24、AAC。 アンプ部は全チャンネル同一設計で、パワーアンプ部には、ハイブリッドパワーアンプモジュール「PHA(Pioneer Hybrid Amplification)」を採用。チップサイズは小型化されており、ノイズの発生源からの影響を軽減している。 フリースケール製の48bit DSP(180MIPS)を搭載。DAコンバータは24bit/192kHz。また、デジタル回路を最短化した「デジタルコアエンジン」により、微小信号の再生時における音場の立体感を向上させたとしている。 映像入力は、D4を2系統、S映像/コンポジット各3系統を搭載。音声入力は、同軸デジタル/光デジタルが各2系統と、アナログ2chが3系統装備。アナログ5.1ch入力も備える。映像出力はD4を1系統、S映像/コンポジットを各2系統。音声出力はサブウーファプリアウト、アナログ2ch、スピーカーを各1系統装備。 局名表示対応のFM/AMチューナも内蔵。消費電力は330Wで、待機時は0.45W。外形寸法は420×352.5×158mm(幅×奥行き×高さ)。重量は8.8kg。
□パイオニアのホームページ ( 2007年5月24日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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