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アップルは30日、iTunes Storeにおいて、デジタル著作権保護(DRM)無しの“DRMフリー”の音楽配信「iTunes Plus」をスタートした。iTunes Plusは全世界で展開され、日本のiTunes Storeでも配信開始された。
30日より提供開始されたのは、EMIのカタログタイトルで、ColdplayやThe Rolling Stones、Norah Jones、Frank Sinatra、Joss Stone、Pink Floyd、John Coltrane、Paul McCartneyなどアルバムやシングルなど。国内向けでは、東芝EMI所属の椎名林檎や、氣志團、松任谷由実、宇多田ヒカルといった国内アーティストの楽曲もラインナップ。また、宇多田ヒカルのシングル「Kiss & Cry」も先行配信されている。 iTunes Storeの通常の配信楽曲の多くがビットレート128kbpsのAAC形式で1曲150円/200円(米国では99セント)で販売されているが、DRMフリー楽曲は200円/270円(同1.29ドル)とやや高価な価格設定となっている。ただし、ビットレートを256kbpsとし、音質を向上したプレミアム版と位置づけている。DRMフリーのため、楽曲の転送回数制限なども設けられていない。 また、iTune Storeで従来の楽曲を購入していた場合、アップグレードも可能。1曲50円/70円(同30セント)、アルバムで450円(同3ドル)を追加で支払うことで、iTunes PlusのDRMフリー楽曲に更新できるとしている。また、ビデオについてもEMIのコンテンツについては、価格はそのままにDRMフリーで購入可能となる。
なお、iTunes Plusを利用するためには、アカウント情報の設定が必要。iTunes Storeトップページの右上、[クイックリンク]-[アカウント]を選択し、[Appleアカウント情報]の[iTunes Plus]の項目を[Enabled]にすると、iTunes Plusの配信楽曲が購入可能となる。
□米Appleのホームページ ( 2007年5月30日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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