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Samsungのブースでは、4月に発表されたBD/HD DVD両対応プレーヤー「Duo HD Player(BD-UP5000)」を展示。米国向けに年内の発売を予定するが、価格は未定。 前回の発表時はBDのインタラクティブ機能「BD-JAVA」に加え、HD DVDの「HDi」にも対応することがアナウンスされていたが、今回の展示では、ドルビーデジタルプラスやドルビーTrueHD、DTS-HDなどのサラウンドフォーマットをビットストリームまたはリニアPCM変換で出力可能なことも明らかになった。 HDMIはVer.1.3をサポートし、CECによる連携機能にも対応。フレームレートは60pに加え24p出力も行なえる。スケーラーにはSilicon Optix製の「HQV」を搭載する。 同社ブースでは、BDプレーヤーの新世代モデル2製品も展示。BD-UP5000と同時期の発売を予定し、価格は未定。同様にHDMI 1.3出力を備え、ドルビーデジタルプラス/ドルビーTrueHD/DTS-HD High Resolution Audioのビットストリーム出力/リニアPCM変換に対応する。違いは、上位モデルの「BD-P2400」はHQVのスケーラを搭載するが、下位モデル「BD-P1400」は非搭載となる点。
■ LED液晶テレビや102型PDPプロトタイプなど
フラットテレビでは、LEDバックライトの液晶テレビや、63型PDPなどを9~10月に欧州で発売。フルHDでLEDバックライトの液晶テレビ「F9シリーズ」は、52型が4,699ユーロ、70型が39,999ユーロ、PDPの63型は9,999ユーロの見込み。 【お詫びと訂正】記事初出時、「102型PDPの価格は9,999ユーロ」と記載していましたが、正しくは102型は発売が決まっていないプロトタイプで、63型PDPが9,999ユーロでした。お詫びして訂正させていただきます。(9月2日)
液晶テレビ「F9シリーズ」は、ダイナミックコントラスト50万:1を実現し、消費電力は従来の液晶テレビに比べ30%以上低減したという。音響面では、サブウーファ2基を内蔵した2.2ch構成で、ワイドレンジ再生を可能にしたという。
■ Bluetooth対応ポータブルメディアプレーヤー
ポータブルプレーヤーでは、タッチパネルの3型液晶を備えた動画/音楽プレーヤー「YP-P2」を展示。欧州では9月の発売を予定し、価格は8GBが279ユーロ、4GBが229ユーロ、2GBが199ユーロ。カラーはブラック/ワインレッド/ホワイトを用意。 3型ワイド/480×272ドットのタッチパネル液晶を備えたポータブルメディアプレーヤー。MPEG-4/WMV動画や、MP3/WMAの音楽再生に対応する。 Bluetooth Ver.2.0をサポート。同社製ヘッドセットYA-BH270を使用することで、3台まで音声を伝送できる。連続再生は音楽が35時間、動画が5時間。外形寸法は100×52×9.9mm(縦×横×厚さ)、重量は85g。
■ 小型H.264カメラやフルHD DLPプロジェクタなど
「VP-HMX10C」は、2007年第3四半期の発売を予定するH.264ビデオカメラ。価格は、700~800ユーロの見込み。 1/4.5型で総画素156万画素のCMOSセンサを搭載し、本体の8GBフラッシュメモリにH.264(720p)のMain Profileで約2時間の撮影が可能。SDHC/MMCカードスロットへの記録も可能。 光学ズームは10倍(F1.86~2.3)で、レンズの焦点距離は3.2~32mm。2.7型のタッチパネル液晶を搭載し、ビューファインダは非搭載。 バッテリの持続時間は90分。外形寸法は61.5×117.5×67.5mm(幅×奥行き×高さ)、重量は310g。
□IFA 2007ベルリンショーのホームページ(英文) ( 2007年9月1日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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