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ソニック・ソルーションズ株式会社は、統合型ライティングソフト「Easy Media Creator 10 Suite」を発売する。新たにHD DVDメディアへの書き込みをサポート。従来バージョンからBlu-ray Discへの書き込みに対応しているため、次世代メディアの両フォーマットに対応したことになる。価格は11,550円。ダウンロード版は9月6日、パッケージ版は10月5日に発売。価格は共通。対応OSはWindows XP/Vista。 データライティングに加え、DVDビデオのオーサリング、オーディオ/ビデオコンバータ機能、HDVカメラからのキャプチャ機能、動画編集機能なども内蔵した統合ソフト。書き込みは従来のBlu-ray Discに加え、新たにHD DVDもサポート。ただし、書き込みはデータ形式のみとなる。BDはBDAV形式で書き込みが行なえる。 ファイルの種類別に、CD/DVD/BD/HD DVD、もしくは外付けHDD、ネットワークディスクなどにデータを自動的にバックアップする「BackOnTrackファイルバックアップ機能」を追加。オフライン管理も可能で、書き込んだディスクの内容を自動的にカタログ化。ドライブからディスクを取り出してもディスク内容を参照でき、検索性に優れている。 BD/HD DVDを含む各メディア間のコピーがワンクリックで可能。2層分のDVDビデオ映像を、メニューや字幕などを保持したまま、1層に圧縮コピーする機能も用意。動画のフォーマット変換も可能で、QuickTime、H.264、DVDビデオ、DVD-VRを読み込み、MPEG-2、DivX、H.264などに変換できる。iPodやPSP用動画も、プリセットを選択するだけで変換可能。iTunesへの自動登録や、メモリーカードの容量に応じた書き出し時の動画ファイルサイズ調整も行なえる。 新たに、Windows Vistaのガジェットにも対応。デスクトップ上から音楽や動画ファイルをガジェットにドラッグ&ドロップすることで、任意の音楽/動画フォーマットに変換し、ポータブル機器に転送できる。 音楽CDからのリッピングも可能で、AAC/MP3/WMA/WAVへ変換可能。複数台のドライブからの同時リッピング機能も追加している。CDDBとMusicIDで、タグ情報の自動付与も行なえる。さらに、複数楽曲の一括フォーマット変換と、ポータブルプレーヤーへの一括転送にも新対応している。 iPodのバックアップ機能も追加。同期していないPCに接続してバックアップもできるため、iPodのデータを別のパソコンに移す際にも使用できる。ほかにも、Vista用の「オーディオキャプチャーガジェット」により、インターネットラジオを含む、PC上で再生される様々な音楽の録音が可能。 また、ポータブルプレーヤーや携帯電話などにUSB、もしくはBluetooth経由で音楽や静止画を転送する場合、デバイス毎の変換用プロファイルをあらかじめ設定しておくことで、自動的に変換を行なう機能も追加した。
動画関連では、引き続きHDVカメラからのハイビジョンキャプチャに対応。また、新たにYouTubeへワンクリックで動画をアップロードできる機能も備えている。さらに、映像や静止画スライドショーの雰囲気に合ったBGMを自動作成する機能も備えている。
□ソニック・ソルーションズのホームページ
(2007年9月7日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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