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NXP、液晶テレビの120Hz駆動を最適化する動画改善IC
-動き/色補正をサポート。HDMI 1.3×4入力のレシーバも


PNX5100

9月11日発表


 NXPセミコンダクターズジャパン株式会社は11日、フルHDテレビなどAV向け半導体製品の発表会を開催。IFA 2007でデモを行なった液晶テレビ用のポストプロセッサICや、HDMI 1.3レシーバなどを国内でも発表した。



■ 液晶テレビ向けIC「PNX5100」

PNX5100

 SD/HDテレビの動画ボケやシャープネスの改善などを図るポストプロセッサIC。1,920×1,080ドット/120Hz駆動のパネルにも対応し、補間フレーム上でのエラー発生を抑えるという。2008年第1四半期の量産を予定する。

 「MJC(movie judder cancellation)」(動画の揺れ補正)と、「motion sharpness」(シャープネス改善)、「vivid color management」(色管理)の3つの技術で構成される「MAPP(Motion Acculate Picture Processing)」を採用し、動画処理能力を向上。「120Hz駆動パネルの価値を最大限に引き出す」としている。

 120Hz駆動IPを持たないテレビメーカーへの供給に加え、パネルメーカーが付加価値としてセット提供するといった用途も想定する。また、パソコン用の解像度1,600×1,200ドット(UXGA)ディスプレイにも搭載可能。

 動画ブレの補間では、輝度/色補正を行なう「HD Movie Compensation」を搭載。1080p/120Hzへのアップコンバートも可能。また、画質に合わせたバックライトコントロール機能も装備。LEDバックライト搭載テレビでも利用できるという。

 各色10bitを超える色深度を扱うDeepColorをサポートし、x.v.Colorにも対応。ブルー/グリーンの拡張機能も利用できる。また、テレビメーカーは特定の色のレンジ調整や、リミットをかけるといったことも可能。

補間フレーム生成時に発生するエラーを低減 色の拡張や、輪郭補正機能も備える


□ニュースリリース(英文)
http://www.nxp.com/news/content/file_1357.html



■ HDMI 1.3レシーバ「TDA19978HL」

 業界初という4入力対応のHDMI 1.3対応レシーバチップ。テレビへの内蔵のほか、HDMIセレクタやAVアンプへの採用を想定している。

 2.25GHzまでの周波数帯域に対応し、1080/60pのテレビや、1,600×1,200ドットのPCディスプレイへの搭載が可能。4入力それぞれにEDIDメモリを内蔵する。

 DeepColorをサポート。信号の安定化を図るイコライザも搭載する。さらに、3段階のパワーマネジメント機能も備える。

TDA19978HL 構成 主な仕様


□ニュースリリース(英文)
http://www.nxp.com/news/content/file_1355.html



■ 携帯機器向けディスプレイ・コプロセッサ「SAA8500」

 フィリップス製品の動画/静止画アルゴリズムをベースに、モバイル機器向けに最適化したという液晶ディスプレイ向けのコプロセッサ(補助プロセッサ)。携帯電話におけるワンセグの高精細化などに応用できるという。

 ビデオスケーリング「PixelPlus」とフレーム補間機能「Mobile Natural Motion」で構成。「PixelPlus」は、QCIFサイズからQVGA~WVGAなどへのアップスケーリングを実現可能。「Mobile Natural Motion」は10fpsから30fpsへの変換などが行なえる。

SAA8500の構成 PixelPlus Mobile Natural Motion



■ 携帯電話向けヘッドセットソリューション「PNX0161」

PNX0161

 携帯電話での利用を想定した、USB接続のヘッドセットを実現するワンチップソリューション。海外では発売されているというUSBホスト機能搭載の携帯電話で利用可能。

 USB 2.0(Full-Speed)準拠で、ヘッドセット機能に特化したワンチップソリューション。USBバスパワーで駆動する。ヘッドセット側からの操作も行なえる。マイクからのステレオ録音も可能。さらに、ヘッドセットへのFMチューナ内蔵も実現するという。


□ニュースリリース(英文)
http://www.nxp.com/news/content/file_1354.html



■ 「高画質/高精細化の次」を見込む

 NXPは2006年10月にフィリップスから分社化し、約1年を迎える。松本実社長は、2006年11月にソニーと非接触IC事業での合弁会社を設立することで合意した点や、シャープからマイコン「BlueStreak」シリーズの製品ラインを買収したことに触れ「内部成長だけでなく、合弁事業や買収などで事業強化を積極的に行なっている」とした。

 また「IFAでは1周年を記念して、4つの事業部門、6つのドメインで計500種類の新製品をリリースした。今後も相互補完的な合弁や買収を含めてビジネスを拡大したい」との意向を示した。

 マーケティング本部TVマーケティング部の竹内正宜部長は、「テレビに関して2、30年のノウハウを持っている。高画質化、高精細化の次のジェネレーションとして、画面サイズ拡大や、動画のアラを抑えるといった技術があり、それを持たないメーカーに供給できることがアドバンテージ」とした。

松本実社長 マーケティング本部TVマーケティング部の竹内正宜部長


□NXPのホームページ
http://www.jp.nxp.com/

( 2007年9月11日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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