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ハーマン、JBLの3ウェイフロア型スピーカー「S4600」
-最小の1.9cm径ユニットを超高域に採用


9月末発売

標準価格:483,000円(1本)


 ハーマンインターナショナル株式会社は、JBLのフロア型スピーカー「S4600」を9月末に発売する。価格は1本483,000円。

 35cm径ウーファと5cm径コンプレッションドライバに加え、JBL最小サイズとする1.9cm径コンプレッションドライバを超高域用として備えた3ウェイ3スピーカー。「エネルギーバランスの整ったユニット構成で設置の容易なミドルサイズ」としている。

 ウーファは独自のスクエアクル(変四角形)フレーム採用の最新型「LE14H-4」を搭載。10cm径エッジワイズ巻きの銅ボイスコイルとSFG磁気回路による駆動部を装備する。

 ピュアパルプコーンの表面にダンピング素材「アクアプラス」を塗布することで振動板を強化、分割振動の低減を図っている。S4600用にアクアプラスのダンピング量を適切にコントロールすることで振動系質量を最適化し、安定した低域と優れたレスポンスを両立させたとしている。

 ミッドレンジはLE175系コンプレッションドライバの「175Nd-3」を採用。独自のダイヤモンド・エッジを採用したピュアチタンダイアフラムの表面にアクアプラスを塗布、歪みの少ない高域再生を実現したという。ネオジウムのリングマグネットを搭載、バックキャビティは容積が拡大され、ボーカルレンジの能力拡大を図っている。

 ツイータは、1.9cm径の「138Nd」を搭載。エッジ一体成型のピュアチタンダイアフラムとネオジウムリングマグネットにより、澄んだ超高域再生と中高域ドライバに匹敵するパワーを実現するという。

 フラッグシップモデル「Project EVEREST DD66000」でも採用されているSonoGlassのバイラジアルホーンを採用。ホーンをアッパーバッフルと一体化、キャビネット上部に強固にマウントしたことで、キャビネットの剛性も高めたとしている。ホーン部の口径はミッドレンジ部が38mm、ツイータ部が10mm。指向特性はミッドレンジが水平100度/垂直40度、ツイータが水平60度/垂直40度。

 ネットワーク部は大型空芯コイルや高品位フィルムキャパシタなどの高音質パーツを採用。低/中高域回路の独立配置で干渉を防いでいる。バイワイヤ接続や、バイアンプ駆動にも対応する。

 キャビネットはMDF材で、フロントバッフルにはヘアライン調の仕上げを施したMDFの19mm厚サブバッフルを搭載。総板厚44mmのバッフルとSonoGlass製アッパーバッフルで各ユニットを強固に支持、内部ブレーシングやダンピング処理により内部定在波によるカラーレーションの排除を図った。

 ボトムボードと2枚のMDF材によるベースボードをボルト/ナットで一体化、底鳴きを抑える。クロム仕上げの真鍮製フットスパイクも備える。バスレフポートは背面に装備、入口/出口それぞれにフレアを設けている。

 最大入力は300W、出力音圧レベルは91dB。周波数特性は35Hz~40kHzで、クロスオーバー周波数は800Hz、8kHz。インピーダンスは8Ω。スパイクやグリルを含む外形寸法は420×324×1,033mm(幅×奥行き×高さ)、重量は53kg。


□ハーマンインターナショナルのホームページ
http://www.harman-japan.co.jp/
□製品情報
http://www.harman-japan.co.jp/product/jblhome/s4600.html

( 2007年9月13日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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