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ボーズ株式会社は、シアターシステム「Lifestyle」シリーズの新シリーズとして、接続性に優れた「Lifestyle V-Class」を提案。「V30」と「V20」の2機種を12月10日に発売する。価格は「V30」が367,500円、「V20」が252,200円。 両モデルとも構成要素は同じ。接続端子/デコーダに加え、FM/AMチューナも内蔵した「メディアセンター」部と、小型サテライトスピーカー×4個、センタースピーカー×1個、マルチチャンネルアンプを内蔵したサブウーファ「アコースティマス・ベースモジュール」×1、システムのステータスを表示する「表示パネル」で構成される。 プレーヤー部は備えておらず、DVDプレーヤーを含め、様々なソースをサラウンド再生できるシステムとして提案している。2モデルの違いは、サテライト/センタースピーカーのみで、ウーファやメインユニットなどは共通。 Blu-ray Disc/HD DVDプレーヤーとの接続も想定し、HDMI端子も備えているが、デコーダは従来シリーズと同じドルビーデジタル、DTS、AAC、BoseDigital、PCMのみのサポートで、ドルビーTrueHDやDTS-HDなどの最新フォーマットには非対応。DTS-HDが入力された場合はコアストリームのみの再生となる。また、2ch以上のPCMマルチチャンネル入力もサポートしていない。
室内の状況や視聴位置に合わせて最適な音場補正を設定する「ADAPTiQ(アダプトアイキュー)」を搭載。ヘッドセットマイクとセットアップディスクを同梱しており、ディスクの指示に従って、約10分で補正が完了する。 前述の「BoseDigital」は、モノラルやステレオソースでも、5.1chサラウンドに変換できる機能。ほかにも、小音量再生時もバランスの良い音が楽しめるという「P.A.P.回路」や、音量を下げても明瞭さを維持する「D.R.C.回路」、部屋の音響特性の影響を補正する「R.A.C.回路」などを内蔵する。 プレーヤーなどはメディアセンター部に接続。出力はHDMI、コンポーネント、S映像、コンポジット、アナログ音声を各1系統用意。入力はHDMI×2、コンポジット×4、S映像×4、コンポーネント×4、アナログ音声×5、光デジタル音声×5、同軸デジタル音声×2を用意。 コンポジット、S映像、コンポーネントなど、入力された映像を最高1080pにアップスケールし、HDMI出力する機能も用意。HDMIのバージョンは1.1に対応する。チューナはAM/FM対応。外形寸法は440.5×189.7×75mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は3.3kg。 メディアセンターはプリアンプ機能も備えているが、パワーアンプはアコースティマス・ベースモジュールに内蔵している。定格出力はフロント/センター用が22W×3ch、サラウンド用が22W×2ch。サブウーファ用が120W×1cmとなっており、13cm径のウーファを2基搭載したダブルウーファ仕様。外形寸法は207×552×334mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は12.3kg。 サテライトスピーカーは、V30が50mm径ユニットを2基搭載した「ジュエルキューブ」と呼ばれるモデル。外形寸法は57×83×113mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は350g。センターも同様で50mm径ユニットを2基搭載。サイズは141×67×60mm(同)で、重量は350g。カラーリングはどちらもシルバー。 V20のサテライトは、60mm径ユニットを2基搭載。カラーリングはブラックで、外形寸法は78×104×157mm(幅×奥行き×高さ)、重量は1.1kg。センターも60mm径ユニット2基を搭載。外形寸法は154×104×79mm(同)、重量は1.1kg。
両モデルに付属する表示パネルは、219×57×76mm(幅×奥行き×高さ)、重量500gの小型なもので、メディアセンターと3.5m長のケーブルで接続する。現在のボリュームはソースが一目で確認できるほか、システムの電源ON/OFF、入力切替、ボリューム調整用ボタンも装備している。
□ボーズのホームページ
(2007年9月27日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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