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CETAEC JAPAN 2007【ソニー/松下編】
有機ELテレビをアピールするソニーブース
-松下は新VIERA/DIGAなどを中心に展示


有機ELテレビ「XEL-1」を大フィーチャーしたソニーブース

期間:10月2日~6日

会場:幕張メッセ

入場料:一般1,000円、学生500円


 2日より開幕した「CEATEC JAPAN 2007」。各会場で新製品のデモンストレーションが行なわれているが、ソニーは前日に世界初の有機ELテレビ「XEL-1」を発表、松下電器は開幕初日の2日にブルーレイ/ハイビジョンDIGAを発表したこともあり、両社のブースでの参考展示製品はあまり多くない。両社のブースの模様をレポートする。


■ ソニーは有機ELテレビを中心に展開

有機ELテレビ「XEL-1」

 ソニーは、ブースのデモスペースの多くを、1日に発表した11型有機ELテレビ「XEL-1」に割いて、“次世代の薄型テレビ”をアピールしている。

 数十台の「XEL-1」をデモスペースに設置し、有機ELの画質性能や薄さなどをアピール。さらに、ビデオでは、プラスチックフィルム上に形成したフルカラーTFT駆動有機ELディスプレイの折り曲げデモなども紹介。有機ELの将来性をアピールしている。


XEL-1 開発中の折り曲げ可能な有機ELディスプレイなど、有機ELの未来をアピール デモブースには黒山の人だかり

 また、27型/1,920×1,080ドットの有機ELテレビも参考出展している。製品化時期などは未定としている。

27型有機ELテレビ

 そのほか、新ブルーレイレコーダや、ワンセグ対応の新ウォークマン「NW-A910シリーズ」もお披露目している。

NW-A910シリーズ ブルーレイレコーダ最上位モデル「BDZ-X90」。DRC-MF v2.5やAVC画質などのデモも実施している


■ 松下はVIERA/DIGAを中心に

松下電器ブース

 松下ブースでは、VIERAや新ブルーレイ/ハイビジョンDIGAを中心とした展示構成。

 VIERA Linkやアクトビラ、ハイビジョンSDムービーなどの各種連携機能をアピールしているほか、VIERAやDIGAと組み合わせて、テレビ画面上でドアホンの画像を確認できるドアホン用PLCアダプタパック「VL-SP880」も紹介。無線LAN機能を内蔵したPLCアダプタも参考出品している。


VIERAとDIGAを中心に展示 無線LAN内蔵のPLCアダプタを参考出品

新UniPhier

 また、DIGAに搭載したデジタル家電向けLSI「Uniphier」についてもデモを実施。世界初となる45nm製造プロセスで生産されたシステムLSIで、同LSIの採用により新DIGAのAVCリアルタイムエンコードやフルハイビジョン番組表の描画などを実現している。集積トランジスタ数は2億5,000万個。

 UniPhierではミドルウェアの組み合わせにより様々なアプリケーションに対応可能で、AVCのデコードやフルHD画像の描画、BD-JAVAを用いて、フルHDの背景にフルHD解像度のゲームを重ねて表示するデモなどを行なっていた。

 新UniphierをDIGAだけでなく、順次VIERAなど同社のデジタルAV機器に搭載予定としている。


新UniPhierのブロック図 ミドルウェアやライブラリの変更で、さまざまなアプリケーションに応用できる フルHD画面上で、BD-JAVAを動かすデモを実施

□CEATEC JAPAN 2007のホームページ
http://www.ceatec.com/2007/ja/visitor/

( 2007年10月2日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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