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アルパイン株式会社は、カーオーディオ用の独自音響思想「IMPRINT」(インプリント)を採用するCDレシーバ「CDA-9887Ji」など3製品を11月中旬に発売する。製品の種類と価格は下表の通り。
■ CDレシーバ「CDA-9887Ji」、チューニング測定キット「KTX-100EQ」
「アーティストが意図するサウンドを余すところなく届けるため、自動車内の音響空間を最適にコントロールする」という思想「IMPRINT」に基づいた音響補正機能を搭載する1DIN CDレシーバと、PCで車内の音響チューニング/設定を行なう測定キット。 「IMPRINT」は、コア技術として、AVアンプの自動音場補正などにも採用されている「MultEQ」(マルチEQ)を採用。同社の車載音響技術と、米AUDYSSEY Laboratoriesのホームシアター向け技術を融合、車内で最適な音響空間を実現するという。 具体的には、窓ガラスやシートなどによる周波数の乱れに対し、ピーク/ディップの特性からフィルタを作り出し、逆特性を発生させることで周波数特性を補正。また、反射や回折などで生まれる到達時間差などの問題に対し、FIR型フィルタにより、時間領域と周波数領域を同時に補正する。
「KTX-100EQ」は、測定用マイク、インターフェイスボックス、補正用ソフトウエアなどで構成。ノートPCで車内の音響特性を測定し、「CDA-9887Ji」のチューニングが行なえる。ソフトの対応OSはWindows XP。エンジンやエアコンなどをOFFにして、ドアや窓を閉めた状態で、約20分間で測定可能(2ポイント測定時)。「CDA-9887Ji」に測定データを記憶させる。 「CDA-9887Ji」は音楽CDに加え、MP3/WMA/AACを記録したディスクも再生可能。iPod用の接続ケーブルも付属する。内蔵アンプは60W×4ch。AM/FMチューナも内蔵する。 5バンドのパラメトリックイコライザまたは7バンドのグラフィックイコライザが利用可能。使用スピーカーに応じて2ウェイ/3ウェイの切り替えと周波数設定が可能なほか、6チャンネルに対して3.4cmステップでの時間軸補正も行なえる。プリアウトは3系統装備。 ■ SWE-2200
20cm径ユニット2基を搭載しながら、外形寸法350×800×92mm(幅×奥行き×高さ)、重量11kgとした省スペース型の車載サブウーファ。軽自動車のトランクにも設置可能としている。アンプはセパレート型で、出力は150W。クロスオーバー周波数は50~125Hz。 ウーファユニットは2基を独立駆動。スリットダクトとバスレフ構造で、ハイスピードでキレのある低域が再生できるという。
□アルパインのホームページ ( 2007年10月17日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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