|
ソフトバンクモバイル株式会社は、携帯電話の2007年秋冬モデルとして、3.2型液晶搭載でワンセグ受信対応の第4世代AQUOSケータイ「920SH」など、10機種を11月中旬より順次発売する。ワンセグ対応モデルはその内6機種。機動戦士ガンダムの「シャア・アズナブル」をデザインモチーフにした、シャア専用携帯電話「913SH G TYPE-CHAR」なども含まれている。 また、シャープ製の4機種「920SH」、「820SH」、「821SH」、「822SH」は、WMA音楽ファイルの再生に対応しており、ソフトバンクが「920SH」の発売に合わせて11月中旬よりスタートする「S! ミュージックコネクト」に対応。PC向け音楽配信で取得したWMAファイルを、専用ソフトを使って手軽に転送できるようになっている。
■ 913SH G TYPE-CHAR
機動戦士ガンダムの「シャア・アズナブル」をデザインモチーフにしたモデル。「シャア専用携帯電話というイメージで開発した」(ソフトバンク)という。シャープ製で、12月上旬以降の発売を予定している。価格は明らかにされていない。 シャアのシンボルカラーである「C.A.Red」を筐体カラーに採用。各所にジオン軍のマークなどをプリントしているほか、待ち受け画面やアイコンなどもガンダムの世界観に合ったものになっている。ガンダムをモチーフにしたゲームもプリインストールする予定。
最大の特徴は、標準で「シャア専用ザクII」をモチーフにした、12分の1スケールの「シャア専用ザクヘッド型充電台」を付属したこと。頭部が開閉するようになっており、スライド式ボディの「913SH G TYPE-CHAR」を、ザクのモノアイの部分に横向きに設置。充電中は携帯電話のメイン液晶にモノアイ(赤い円形)が表示されるため、頭部を閉じるとザクのモノアイが左右に動いているように見える。
充電台の機能は充電のみで、スピーカーなどは搭載していない。組立て式となっているが、接着剤や工具などは不要のスナップフィット方式で、「完成させるまでの過程も楽しめる」(ソフトバンク)という。同社孫社長は、「充電を忘れて携帯電話が使えなかったという経験をした人も多いと思うが、これならば充電する行為自体を楽しんでもらえる」と語っている。 携帯電話としての機能は、7月から発売している「913SH」と同様で、2.8型/240×400ドットのモバイルASV液晶を搭載。液晶画面をスライドすると操作部が現れる「フルフェイス・スライド」ボディを採用している。 ワンセグ受信に対応しているほか、録画も可能。高速データ通信サービス「3Gハイスピード」もサポートしており、最大下り3.6Mbpsのインターネット通信が可能。Bluetoothも内蔵している。ワンセグの連続視聴時間は約6時間。メモリーカードはmicroSDを採用。外形寸法は108×50×17mm(縦×横×厚さ)。重量は約125g。
■ 920SH シャープ製端末で、国内最大という、3.2型/480×854ドット、NewモバイルASV液晶を搭載。AQUOSケータイの第4世代となっており、約18mm(最薄部14.7mm)という、薄型筐体が特徴。AQUOSケータイとして初めて、国際ローミングにも対応している。 WMA音楽ファイルの再生に対応しており、「S! ミュージックコネクト」に対応。従来モデルと同様に、液晶画面が90度回転する「サイクロイドスタイル」を導入。画質と音質を番組のジャンルに合わせて設定できるAVポジション機能なども備えている。
ワンセグの連続視聴時間は約4時間15分。メモリーカードスロットはmicroSDに対応。外形寸法は110.6×50×18mm(縦×横×厚さ)。重量は約123g。カラーリングはメタルゴールド、メタルブラック、ライトブルー、ピンク、シルバーの5色を用意する。
■ 920T 東芝製の「920T」は、1GBの大容量メモリを内蔵したワンセグ対応端末。液晶は3型の480×800ドットで、太陽光の乱反射を抑える「クリアスクリーン」を搭載。液晶テレビ「REGZA」で培われた映像技術を投入しており、新たに映像のシャープネスを調整できる「輪郭強調」機能を追加している。 ワンセグは録画機能が充実。EPGアプリからの予約録画が可能なほか、視聴予約にも対応。バックグラウンドでの録画には対応していないが、予約録画開始5分前にアラームとバイブレーションで知らせる機能なども用意している。また、microSDカードスロットも備え、外部メモリへの録画もサポートしている。 Bluetooth機能も内蔵しており、ワンセグ音声の送信も可能。外形寸法は約113×51×18.6mm(縦×横×厚さ)。重量は約141g。ワンセグの連続視聴時間は約4時間の予定。カラーリングはホワイト、シャンパンゴールド、ブラウン、ピンクを用意する。
■ THE PREMIUM 820SH
高級感のあるステンレス素材の筐体を採用したシャープ製モデル。ワンセグ受信に対応しながら、13.4mmという薄さが特徴。番組データと連動し、表示モードを標準、ダイナミック、映画から最適なモードに切り替える機能も備えている。 WMA音楽ファイルの再生に対応しており、「S! ミュージックコネクト」に対応。Bluetooth機能も内蔵しており、ワンセグ音声の送信も可能。外形寸法は約101.5×49×13.4mm(縦×横×厚さ)。重量は約103g。ワンセグの連続視聴時間は約4時間の予定。カラーリングはホワイト、シャンパンゴールド、ブラウン、ピンクを用意する。
2.6型、240×400ドットのモバイルASV液晶を搭載。ワンセグの連続視聴時間は未定。microSDカードスロットを備える。外形寸法は101.5×49×13.4mm(縦×横×厚さ)。重量は約103g。カラーリングはシルバー、ブラック、ホワイト、ゴールド、ピンク、ローズレッド、スカイブルー、イエローグリーン。
■ THE PREMIUM 821SH
上質な質感を持つという「THE PREMIUM」シリーズ。シャープ製で、ワンセグ対応としては世界最薄という12.9mmを実現したのが特徴。前述の820SHと同様、番組に合わせて表示画質を切り替える機能を備えている。 ボディはステンレス素材で、ヘアライン仕上げ。WMA音楽ファイルの再生に対応しており、「S! ミュージックコネクト」にも対応する。Bluetooth機能も内蔵しており、ワンセグ音声の送信も可能。
液晶画面は2.6型の240×400ドット、モバイルASV液晶。外形寸法は約101.5×49×12.9mm(縦×横×厚さ)。重量は約100g。ワンセグの連続視聴時間は約4時間の予定。カラーリングはピンクゴールド、グリーン、レッド、ディープパープル、グレイッシュブルー、シルバー、ブラック。
■ 822SH
ワンセグに対応したAQUOSケータイ史上、最軽量という120gを実現したシャープ製端末。薄さも18mmとスリム。3型、240×400ドットのモバイルASV液晶を搭載している。 WMA音楽ファイルの再生に対応しており、「S! ミュージックコネクト」にも対応しているが、Bluetooth機能は搭載していない。
外形寸法は110.6×50×18mm(縦×横×厚さ)。重量は約120g。ワンセグの連続視聴時間は未定。拡張スロットはmicroSD。ライトブルー、ホワイトシルバー、ブラック、ゴールド、ピンクのカラーバリエーションを備えている。
■ そのほか ワンセグチューナ非搭載のモデルは残りの4機種。サムスンの「PHOTOS 920SC」は、キセノンフラッシュと光学3倍ズームレンズ、顔認識対応のオートフォーカスなどを備えた、デジタルカメラ機能を強化したモデル。有機ELディスプレイも採用している。 パナソニック モバイルコミュニケーションズ製の「820p」は、文字などが大きく見やすいシンプルモードを備えた端末で、ワンプッシュで開閉可能な機構が特徴。 「MIRROR 821P」は、同じくパナソニック製の端末。本体表面に鏡面仕上げのミラーを採用するほか、ワンプッシュオープン機構も導入。スタイリッシュかつ、使いやすいモデルになっているという。
ほかにも、大きな文字や使いやすさを訴求する「GENT 812SHs」を投入するほか、20色のカラーバリエーションを揃えた事で話題の「ANTONEケータイ」こと「812SH」に、新たにフレッシュゴールド、フレッシュグリーン、フレッシュブルー、フレッシュピンクの4色が追加される。
■ キャラケーも ほかにも、キャラクターをあしらった携帯電話「キャラケー」として、「fanfun. SoftBank 815T ハローキティケータイ」や、「fanfun. SoftBank 815T スヌーピーケータイ」なども、11月3日より発売される。 各キャラクターをあしらったデザインを採用するだけでなく、キティの場合はジュエリーボックスやストラップ、スヌーピーの場合は小屋型の携帯スタンドとフィギュアが同梱するなど、付属パーツにもこだわったモデルだという。 今後は水木しげる、ガッチャマン、ヤッターマンなどのアニメ/漫画関連や、清春や藤井フミヤなどの音楽関係など、様々な分野/作品のアーティストとコラボレーションしていくという。
また、キャラケーとは異なるが、シチズンがBluetooth対応の腕時計「アイバートM」5モデルを11月下旬から順次発売予定。これは、ソフトバンクの920SH、820SH、821SHと連携する腕時計で、Bluetooth経由で電話の通話着信、メール着信、ニュース配信を、振動と画面表示でユーザーに知らせる機能を備えている。 画面にはメールやニュースの閲覧は可能。携帯電話のアラームやカメラの操作も行なえるという。
□ソフトバンクモバイルのホームページ
(2007年10月22日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
Copyright (c)2007 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|