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ティアック、エソテリック「Stressfree」フォノケーブル
-8Nクラス銅採用、157,000円。300本限定


8N-RPH/R1.2

10月中旬発売

標準価格:各157,500円(1本)


 株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、「Stressfree 8N Cu」を採用するフォノケーブル2製品を10月中旬に発売する。端子がRCA-RCAの「8N-RPH/R1.2」と、5ピン-RCAの「8N-RPH/5P1.2」の2種類を用意し、価格はそれぞれ1本157,500円。2モデル合計300本の限定生産となる。

 導体に日鉱マテリアルズ(旧ジャパンエナジー)が開発した8Nクラス銅を採用、アナログレコード再生時の微小信号の忠実な伝送を図ったフォノケーブル。純度を高めて結晶粒を大きくし、原子配列のひずみをほぼ完全に除去した「ストレスフリー加工」を施した。株式会社アクロジャパンとの協力により、「世界最高純度の高純度銅採用ケーブルを実現した」としている。ケーブル構造は両モデル共通で、長さは1.2m。

8N-RPH/5P1.2

 プラグは新設計で、「8N-RPH/5P1.2」の5ピンプラグはベリリウム銅を無垢材からくりぬいたコンタクトピンを採用、10μmの上に金メッキを施した。内部絶縁体素材は誘導性の低いフッ素樹脂のPTFEを使用、絶縁性の向上を図った。RCAプラグもセンターピンにベリリウム銅を使用。銀メッキ10μmの上にロジウムメッキを施した。

 プラグ本体部は、高級ケーブル「ESOTERIC MEXCEL(メクセル)」シリーズで開発されたリン青銅削り出しで、外部ノイズ対策といてカーボンシェルを装着する。また、RCAのケーブル分岐部には真鍮削り出しのスタビライザを装備。5ピンプラグ部はスリーブ部を真鍮削り出しとしたことで、制振性を高めたという。

 芯線は8Nクラス銅素線(0.12mm径×5本)で構成されるワイヤー3セットをロープ撚りとした導体構造。素線間の密度を高め、均一に撚り込まれた導体で線間歪みによる音質劣化を排除した。シールドは6N銅のスパイラルシールドに加え、UEW(4N編組ポリウレタン被膜銅線)によりノイズ対策を徹底した。「中心導線の約3倍に及ぶシールド層としたことで、スリムなケーブル外径からは想像できないほどダイナミックかつ繊細な音質を獲得した」としている。

 静電容量は80pF/m(1kHz)、特性インピーダンスは50Ω。絶縁材はポリオレフィンの発砲構造で、低静電容量化による伝送ロスの低減を図った。また、静電気対策として内部絶縁体の外周にカーボン層を配置、ホット側導体内部にもシルク糸を入れる事で、帯電を最小限に抑えたとしている。


□ティアック エソテリック カンパニーのホームページ
http://www.teac.co.jp/av/index.html
□製品情報
http://www.teac.co.jp/av/esoteric/8n_rph/8n_rph.html

( 2007年10月22日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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