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オンキヨー株式会社は、24bit/96kHz対応のDACも内蔵した、PC用アクティブスピーカーのハイエンドモデル「GX-100HD」を11月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はペアで29,800円前後の見込み。 オーディオPC「HDC-1.0」のセットモデルに付属するデジタルアンプ内蔵スピーカー以外で、単体販売されるWAVIOブランドのPC用スピーカーとしては最上位に位置するスピーカー。アンプをアナログアンプにすることで価格を抑えながら、「HDC-1.0付属スピーカーのクオリティを目指した」というモデル。
構成は2ウェイのブックシェルフで、エンクロージャーはバスレフ。WAVIOブランドのスピーカーとしては初めて、12cm径の大口径ウーファを搭載。振動板には独自のA-OMF(Advanced Onkyo Micro Fiber)を採用。磁気回路には8cm径の大型マグネットを採用。強力な磁気回路で軽量な振動板を駆動することで、クリアかつ量感のある低域再生を実現したという。 ツイータは新開発の3cm径リング型。外径30mm、内径18mmのリング型振動板を、同軸上に配した25mm径のボイスコイルで駆動することで、駆動ポイントから振動板の端までの間隔を最短とする「バランスドライブ構造」を採用。振動板の分割振動を抑制し、20kHz近くまでたわむことなくピストンモーションで駆動できるという。 スピーカー全体の再生周波数帯域は、50Hz~100kHz。クロスオーバー周波数は2kHz。振動板を固定するイコライザーにも独自構造を採用することで、高次高調波の歪み成分を低減させている。
24bit、96/48/44.1/32kHzに対応したDACを内蔵。独自のアナログ信号生成技術「VLSC」も備えている。デジタル入力は光デジタル×1、同軸デジタル×1を用意。アナログステレオ入力はRCAを1系統備えている。さらに、サブウーファ用出力(RCA)と、ヘッドフォン出力も各1系統用意する。 内蔵アナログアンプの出力は15W×2ch(4Ω時)。入力インピーダンスは47kΩ以上。消費電力は34W。外形寸法と重量は、右チャンネルが140×194×260mm(幅×奥行き×高さ)で4.5kg、左が140×180×260mm(同)で、3.3kg。各種コードやチューニング用スペーサーが付属する。
□オンキヨーのホームページ
(2007年10月30日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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