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「初音ミク」に続くバーチャル歌手「鏡音リン」が12月登場
-声は下田麻美。「VOCALOID 2」採用のソフト音源


鏡音(かがみね)リン
12月発売予定

標準価格:未定


 クリプトン・フューチャー・メディア株式会社は、人間の声をもとにした音声合成エンジン「VOCALOID 2」を採用したソフトウェア音源「キャラクター・ボーカル・シリーズ」の新ラインナップとして、バーチャル・シンガー「鏡音(かがみね)リン」を12月に発売する。価格などの詳細は決定していない。

 「VOCALOID 2」は、ヤマハのサウンドテクノロジー開発センターが作り上げた音声合成エンジン。録音された人間の声をもとに、リアルに音声合成された歌声を作り出すもので、キーボードを使って生演奏(生歌唱)を行なう機能なども備えている。

 クリプトン・フューチャー・メディアでは、そのエンジンを使用したソフトウェア音源のシリーズとして、声優の声をもとにした音源である「キャラクター・ボーカル・シリーズ」を開発。第1弾「初音ミク」(直販16,275円)を8月に発売。動画投稿サイトなどでユーザーが制作した歌のアップロードが盛んになっているほか、初音ミク自体のキャラクターとしての人気も高まり、同人誌即売会も開催されるなど、ブームになっている。

 「鏡音リン」は「パワフル&ソウルフル! 超フレッシュな新人女性シンガー」と紹介されており、声のデータは声優の下田麻美さんからサンプリングされている。下田さんはゲームソフト「THE IDOLM@STER」の双海亜美/真美役などで知られ、可愛らしい声が特徴。ゲーム内の歌で「溶かしつくして」という歌詞の部分が、「とかちつくちて」と歌っているように聞こえるとファンの間で話題になり、キャラクターに「とかち」という愛称が付いたり、ライヴであえてそのように歌うなど、キャラクター/声優本人ともに人気が高まっている。

 「鏡音リン」の歌声について同社では、「声の通りが良く、言葉が聞き取りやすいハッキリとしたサウンドが特徴」と説明。ロックやダンス系ポップス、歌謡曲から演歌系ポップスまでを得意とするという。得意な曲のテンポは85~175BPM。得意な音域はE3~C#5。

 キャラクターデザインは、初音ミクと同様にイラストレーターのKEI氏が担当。初音ミクとの間に血縁関係などの公式設定は無いという。

□クリプトン・フューチャー・メディアのホームページ
http://www.crypton.co.jp/
□公式ブログ
http://blog.crypton.co.jp/mp/2007/11/vocaloid2_cv02_2.html
□公式ページ
http://www.crypton.co.jp/mp/pages/prod/vocaloid/cv02.jsp
□関連記事
【8月31日】「VOCALOID 2」を使ったバーチャル歌手「初音ミク」が発売
-声優を自在に歌わせるソフトウェア音源
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070831/crypton.htm

(2007年11月8日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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