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株式会社ティアック エソテリック カンパニーは、エソテリックブランド20周年記念モデルの第3弾として、新開発のドライブを備えた一体型SACDプレーヤー「X-05」を12月上旬に発売する。価格は504,000円。
同じく20周年記念モデルであるSACDトランスポート「P-05」(63万円)に搭載された、新開発のターンテーブルメカニズム「VRDS-NEO」(VMK-5)を採用。高精度のアルミニウム製ターンテーブルを採用し、高信頼/静音化を徹底。不要振動の原因となる回転イナーシャを最小化し、軸摺動型ピックアップと組み合わせ、精度の高い読み取りが行なえるという。
SACDに加え、音楽CD、CD-R/RWの再生も可能。2ch出力専用のプレーヤーだが、発売時期や価格は未定なものの、オプションでi.LINK端子の増設にも対応予定。増設した際はi.LINK経由でマルチチャンネル出力が行なえるという。なお、SACDの光デジタル出力には対応していない。 トレーの開閉からディスククランプまでの動作は、独自技術の差動ギア方式で構成。トレー開閉用のギアとクランプ用のギアが常にかみ合ったまま一連の動作を行なうため、ガタつきが無く、より滑らかで静かなローディング動作を実現している。 DACには24bit/192kHz対応の、シーラスロジック製「CS4398」をデュアル・モノ構成で採用。アナログオーディオ回路は左右で独立し、全く同じパーツを同じ経路で配置するなど、モノラルDAC「D-01」の思想を継承。チャンネルセパレーションを向上させている。 電源部には大型のトロイダル・トランスを採用。ワードシンク機能も備えており、外部のマスタークロックと接続可能。入力周波数は44.1/88.2/176.4/100kHzに対応するほか、独自のユニバーサルクロック(100kHz)も入力できる。
筐体のフロントパネルには肉厚アルミ材を使用。天板と側板にも5mm厚のアルミ材を採用している。また、ボトムシャーシとトランスを支えるベースの両方に、5mm厚のスチールボードを使用。インシュレーターは3点支持タイプ。天板にはローディングメカを観察できる窓が設けられている。 アナログ出力は2chのバランス(XLR)、アンバランス(RCA)を各1系統用意。デジタル出力は光デジタル、同軸デジタルを各1系統装備。
S/N比は130dB、ダイナミックレンジは107dB。歪率は0.001%。ワードシンク用のBNC端子も1系統備える。消費電力は15W。外形寸法は442×353×153mm(幅×奥行き×高さ)。重量は17kg。
□ティアック エソテリック カンパニーのホームページ
(2007年11月13日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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