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クラリオン株式会社は12日、NASA(アメリカ航空宇宙局)の国際宇宙ステーション「ISS」において、同社の車載DVD製品が採用されたと発表した。「カーAV機器がISSに採用されるのは世界初」としている。 採用された製品は、7型ワイドディスプレイとDVDレシーバを備えたAVセンターユニット「VRX935VD」と、6ディスクDVDチェンジャー「VCZ625」(いずれも米国モデル)。クルーの居住区近くに取り付けられ、クルー同士の交流やリラックスのために利用される。
「ISS」(International Space Station)は、アメリカ、ロシア、日本、カナダ、欧州各国などが進める国際共同開発プロジェクト。2000年11月より、常時2~3人が交代で滞在している。 今回の採用は、NASAが「滞在クルーに地上と同じような環境の提供を考え、クルー同士の親交や、リラックスを目的にDVDプレーヤーの搭載を計画していた」ことから実現。ISSのバッテリが車と同じ12V電圧であることから、世界の主な車載機器メーカー製品を対象にテストを実施。「DVD、CD、CD-R/RW、MP3と多様なメディア再生への対応や、高い耐久性などが評価された」ことで、両製品の採用が決まったという。 両製品は、ISS向けのユニットに加工され、ロシア航空宇宙局「RSA」(Russian Space Agency)のスターシティ内で打ち上げを待っているという。
□クラリオンのホームページ ( 2007年12月12日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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