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株式会社インプレスR&Dと、株式会社Impress Watch、NTTレゾナント株式会社は共同で、Impress Watchの読者と、インターネットアンケート「goo リサーチ」の消費者モニターを対象に、次世代DVDの利用動向についての調査結果を発表した。調査期間は11月21~28日の1週間で、有効回答数はImpress Watch読者が11,521サンプルで、gooリサーチが1,067サンプル。 ■ 認知度は9割以上だが、所有率は2割未満 次世代DVDの認知度については、gooリサーチでは全体の92.3%が、Impress Watch読者は99.5%が「次世代DVDについて聞いたことがある」と回答。その中で、Blu-ray DiscとHD DVDの2規格の違いについては、違いを理解している人は、gooリサーチで16.6%、Impress Watch読者で57.8%となった。
所有率については、次世代DVDについて聞いたことがあるImpress Watch読者のうち18.5%が所有していると回答。機器の内訳では、PLAYSTATION 3が最も多く72.5%、次いでBlu-ray Discレコーダが22.0%、パソコン用Blu-ray Discドライブ(録画対応)が8.2%としている。 所有者を対象に購入動機を聞いたところ、「パソコンやゲーム機などに機能が付随されていたから」が45%と最も高く、次いで「Blu-ray DiscやHD DVDソフトが出始めたから」が37.7%となった。同社では「次世代DVDのパッケージソフトが市場に出回りだしたことも、機器購入に踏み切ったきっかけと言える」と分析している。 所有者のうち、次世代DVD対応レコーダと、パソコン用ドライブの所有者を分けて、それぞれの録画/記録用途についての比較も実施(複数回答)。レコーダ所有者(597サンプル)の用途としては76.6%が「次世代DVDディスクにハイビジョン映像をハイビジョン画質のまま録画する」と回答。次いで、「従来のDVDディスクにハイビジョン映像を圧縮して録画する」が16.8%となり、DVDへのHD映像記録規格「HD Rec」や「AVCREC」目的のユーザーも見られた。 パソコン用ドライブ所有者(350サンプル)の用途は、33.1%が「次世代DVDディスクに大容量のデータを保存する」、次いで30.0%が「次世代DVDディスクにハイビジョン映像をハイビジョン画質のまま録画する」となった。ただし、27.1%が「録画したことがない」と回答しており、同社では「パソコン用ドライブにはチューナが搭載されておらず、全てのパソコンでハイビジョン放送が視聴できるわけではないためでは」と推測する。 次世代DVDの記録メディア1枚辺りの妥当と思える価格については、gooリサーチ、Impress Watch読者のどちらも「250円以下」が最も多い。
■ 今後の購入意向は、「価格」次第? 非所有者の今後の購入意向については、レコーダ、パソコン用ドライブ、ゲーム機(PS3/Xbox 360)と分類して質問したが、いずれも「当面購入予定はない」が半数を超えている。時期によらない購入意向であれば、レコーダが40.7%と最も高く、次いでパソコン用ドライブが38.8%、ゲーム機は27.5%となった。 購入意向がない人の理由として、最も多いのが「価格が高い」で、gooリサーチ、Impress Watch読者ともにトップ。次いで「規格が統一されるまで様子を見る」となった。 購入意向のある人に対して、重視したい点を尋ねたところ、gooリサーチ、Impress Watch読者ともに「価格」が最も重要と回答。次いでgooリサーチでは「HDD容量」、Impress Watch読者は「規格・対応メディア」が重要となった。なお、Impress Watch読者の回答では、重視したい点として、「画質」も45.2%と高い割合を占める。
□インプレスR&Dのホームページ ( 2007年12月12日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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