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Dpa、地デジ完全移行に向け「簡易チューナ」の仕様ガイド作成
-コンポジット出力、字幕、放送波ダウンロード必須
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社団法人デジタル放送推進協会(Dpa)は25日、2011年7月の地上デジタル放送への完全移行に向けて、必要になると言われている、地上デジタル簡易チューナの最小限の仕様ガイドラインを作成。総務省に報告した。
これは、8月に行なわれた情報通信審議会の第4次中間答申の中で、円滑な地上デジタル放送への完全移行を実現するため、デジタル放送視聴のための最小限の機能を有する簡易チューナの必要性などが提言されたことを受けたもの。
総務省からDpaへ仕様検討の協力依頼があり、Dpaでは専門グループを設けて検討を重ね、仕様ガイドラインを取りまとめたという。最低限備えていなければならない機能として挙げられているのは以下の通り。
- 映像デコード機能(NTSC変換)
- 音声受信機能:ステレオ/二カ国語
- 出力端子:コンポジット/アナログステレオ音声
- 字幕・文字スーパー対応
- エラーメッセージ表示対応
- 画面表示モード選択機能
- CASモジュールインターフェイスの搭載とコピー制御対応
(デスクランブル機能は必要。コンポジット出力にもコピー制御必要)
- 周波数変換パススルー(VHF/SHB)対応
- 放送波ダウンロードサービス対応
この簡易チューナは、アナログチューナのみしか搭載していない非ハイビジョンテレビを接続先として想定しており、「仕様検討上、考慮すべき要件」として「アナログテレビ利用時とあまり違和感無く、視聴を実現するための仕様/機能に配慮する。ただし、受信機メーカーの商品企画を拘束しないこと」などとしている。
なお、8月の答申ではチューナの価格について、「2年以内に5,000円以下の簡易チューナを入手できる環境を整えることが望まれる」としている。
□Dpaのホームページ
http://www.dpa.or.jp/
□ニュースリリース
http://www.dpa.or.jp/news/news071225.html
□関連記事
【8月3日】地デジ完全移行に向け簡易チューナは5,000円以下に
-情報通信審議会が答申。低所得層への支援策も検討
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070803/soumu.htm
(2007年12月25日)
[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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