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ビクター、“木”の振動板を採用したカナル型イヤフォン
-振動板とハウジングに樺材を採用。実売15,000円


2008年2月上旬発売

標準価格:オープンプライス


 日本ビクター株式会社は、ウッドドーム振動板を採用したカナル型(耳栓型)イヤフォン「HP-FX500」を2008年2月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,000円前後の見込み。

ハウジングにも樺材を採用している

 振動板に従来の素材だけでなく、木の振動板をドーム状に成型加工した「ウッドドーム」振動板を採用した密閉型のイヤフォン。従来素材をベース材としながら、独自の被膜加工技術により、振動板の薄膜に樺材を成型加工した。木の振動板を採用したイヤフォンは世界初という。

 ウッドドーム振動板の採用により、高域の周波数帯域でピークディップの無いナチュラルな波形を実現し、「自然な音の響きを奏でることができる」という。また、特定の周波数帯域で発生していた振動板の不挙動を抑えて、リニアな動作を可能とした。

 ウッドドームだけでなく、ハウジングにも樺材を採用。ウッドドームの素材、ハウジングともに、同社のウッドコーンスピーカーと同じ樺材となっている。


木の振動板を採用 ウッドドーム実現のため、成型加工技術などを導入 ピークディップの無いナチュラルな波形を実現

本体の構造

 スクリーンや、リングダンパーなど多くの音質調整部品から構成される。ウッドドームユニットの背面に比重の大きい「ブラスリング」を加えたハイブリッド構造を採用し、リングでユニットの振動を抑え込み、安定したクリアな再生を可能としたという。また、ハウジング内部に「制振ジェル」を内蔵し、コードから伝わる振動を抑えることで、ノイズを低減させている。

 再生周波数帯域は、8Hz~25kHz、感度は100dB/1mW、インピーダンスは16Ω。最大許容入力は200mW。コード長は0.8mで、0.7mの延長コードが付属する。重量は7.5g。イヤーピースは低反発型とシリコンの2タイプが用意され、シリコンイヤーピースはS/M/Lの各サイズが付属する。キャリングケースも同梱される。


ハイブリッド構造で振動ロスを低減 ポータブルプレーヤーと接続して利用 後部には金属製のオーナメントを配している

□ビクターのホームページ
http://www.victor.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.victor.co.jp/press/2007/hp-fx500.html
□製品情報
http://www.victor.co.jp/accessory/headphone/inner/hp-fx500/index.html

( 2007年12月26日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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