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次世代光ディスクにおいて、Blu-ray DiscとHD DVDの2フォーマットを発売してきたWarner Bros. Entertainmentは4日(現地時間)、6月以降Blu-rayに一本化することを発表した。同社のビデオソフト部門Warner Home Videoは、5月までBDとHD DVDの両フォーマットでタイトルを発売、6月以降BDのみでタイトルを投入する。 同社のBarry Meyer CEOは、方針変更の理由について「消費者の要求にこたえるための長期的な戦略上の決定。フォーマットの混乱が長期化することでハイディフィニションDVDが失敗してしまう。Blu-rayへの一本化が、市場の成功へつながるだけでなく、小売店やプロデューサ、そしてなにより消費者への利益につながると信じている」と説明している。 Warner Bros.の親会社Time WarnerのJeff Bewkes CEOは、「Warner Bros.は、2つのフォーマットを供給し、消費者の選択肢を提供してきた。次なる主要な選択肢はプレーヤーとドライブの価格下落に移った。シングルフォーマット化という本日の決定は、消費者とTime Warnerの双方にとって最適な選択だ」としている。 Warner Bros. Home Entertainment GroupのKevin Tsujihara社長は、「消費者は、明確にBlu-rayを選択した。この選択を認識することが、素晴らしいホームエンターテインメント体験を、より広い聴衆に提供するための重要な第一歩と感じている」と、消費者の選択の結果であることを強調。さらに「Warner Bros.は、東芝と非常に緊密にハイディフィニションメディアのプロモーションに努めてきた。彼らの多大な努力に敬意を表すとともに、将来異なるプロジェクトで協力することを楽しみにしている」としている。 Warnerは、2004年11月にHD DVD支持を表明。大手スタジオのHD DVD陣営の代表格としてHD DVDの推進に努めてきたが、2005年10月にHD DVDだけでなく、BDでのタイトル投入を発表。以降、両フォーマットでタイトルをリリースしてきた。 WarnerのBD一本化により、BD/HD DVDの両フォーマットを手がける米大手スタジオは無くなった。BD陣営はSPE、FOX、Disney、Warnerに、HD DVD陣営はUniversal、Paramountとなる。 □Warner Brosのホームページ(英文) ( 2008年1月5日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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