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ソニー、「ノイズ99%カット」のデジタルNCヘッドフォン
- 新myloやBRAVIAを発表。82型/4K液晶も


会期:1月7日~10日(現地時間)

会場:Las Vegas Convention Center
    Sands Expo
    The Venetian


 米Sonyは6日(現地時間)に開催した2008 International CESのプレスカンファレンスで、デジタル方式の新ノイズキャンセルヘッドフォンや液晶テレビ「BRAVIA」、コミュニケーション端末「mylo(COM-2)」などの新製品を発表した。



■ 「99%のノイズをカットする」デジタルNCヘッドフォン「MDR-NC5000」

 「MDR-NC5000」は、世界初のデジタルノイズキャンセルヘッドフォンで価格は約400ドル。2月末に米国で発売される。従来のノイズキャンセル(NC)と同じく、周囲の音の逆位相となる音を発生させることで騒音を打ち消すものだが、違いはDSPを搭載し、解析時にデジタル処理を行なう点。

MDR-NC5000 ハウジング部にNC機能のON/OFFスイッチや音声入力端子を備える

 ハウジング部のマイクで入力された騒音をA/D変換後に解析。逆位相となる音を発する。全てをアナログで行なう方式よりも忠実な解析が行なえ、必要な音声成分が打ち消されることも防ぐという。

 NC機能には、飛行機用と電車/バス用、オフィス用の3種類のモードを用意。任意で切り替えて利用できるほか、最適なモードを自動選択する「AI NC MODE」も利用可能。イコライザも内蔵する。

 ケーブルは取り外し可能で、音楽を再生せずにNC機能のみをONにすることも可能。ただし、NC機能をOFFにしたまま音楽を再生することはできない。バッテリは内蔵リチウムイオン充電池で、連続再生時間は約16時間。


■ myloに大型液晶搭載/AVC再生対応の新モデル

新mylo「COM-2」

 動画や音楽再生に対応したコミュニケーション端末「mylo」の新モデル「COM-2」も発表された。1月中に発売する。価格は300ドル。ブラックとホワイトの2色を用意する。

 スライド式のキーボードとIEEE 802.11b/gの無線LANを搭載したコミュニケーション端末で、従来モデルのCOM-1に比べ、液晶ディスプレイを3.5型/800×480ドットと大型/高精細化した(COM-1は2.4型320×240ドット)。

 マイクを内蔵しており、無線LANやキーボードを使って、Skype/Google Talk/AIM/Yahoo! Messengerなどを利用したチャットや、Skype通話などのコミュニケーションに活用できる。1GBのフラッシュメモリを内蔵。また、メモリースティックDuoスロットも装備しており、内蔵/外部メモリ上の動画や静止画再生が可能となっている。

 動画はMPEG-4 Simple Profileと、MPEG-4 AVC/H.264のBaselineプロファイルに対応。音声はMP3(32~320kbps)/ATRAC(48~352kbps)/WMA(32~192kbps)が再生可能で、WM DRM 10もサポートする。JPEG/PNG/BMP形式の静止画表示も行なえる。130万画素のカメラ機能も備えている。

 Webブラウズ機能も強化しており、新たにAdobe Flash Lite 3を搭載。Youtube上のコンテンツ再生などが可能となった。YouTubeやGoogle Search、Facebook(SNS)などのウィジェットも用意されている。音楽再生時のバッテリ駆動時間は約20時間、Skype通話時は約6時間、ビデオ再生時は約7時間。

 なお、新myloの発表にあわせて、公衆無線LANサービスの「Wayport」と提携。全米の9,000箇所以上のマクドナルドを含む、Wayportの無線LANサービスをCOM-2利用時に無料で利用できる。

2色のカラーバリエーションを用意 YouTubeなどのウィジェットが利用できる スライド式のキーボードを搭載

 また、新型PSP「PSP-2000」のSkype対応のデモも行なわれていた。近日中に公開予定の最新ファームウェアでPSPでSkype通話が可能となる。別売のマイクを追加することで、Skypeユーザー間の無料音声通話が可能。コンタクトリストの管理、コンタクトのオンライン/オフライン表示もできるが、Skypeのチャットなどには利用できない。

Networkメニュー上にSkypeのアイコン コンタクトリストなども確認できる

□関連記事
【1月7日】SCE、1月下旬のアップデートでPSPに「Skype」機能追加
-新型PSP専用。マイクも発売し、固定/携帯電話と通話も
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080107/sce.htm



■ 82型/4K液晶ディスプレイ

 デモ展示として、82型/解像度3,840×2,160ドットの液晶パネルを用いたディスプレイを披露。1,920×1,080ドットの映像を4枚表示可能で、今回の試作機ではサンプルとして同社のデジタルカメラ「α700」で撮影した静止画などを再生していた。

 バックライトはLEDで、試作機の厚さは約14~15cm。パネルは毎秒60コマ表示となっている。用途や製品化の時期、価格などは未定。

82型4K液晶ディスプレイの試作機 フルHDの4画面分表示が可能 側面


■ BRAVIAは17製品を発表

BRAVIAは17の新モデルを発表

 液晶テレビ「BRAVIA」は17の新製品を発表した。倍速駆動「Motion Flow」やDLNAクライアントを搭載したKDL-Z4100シリーズや、W4100シリーズを4月より発売。Z4100シリーズは40/46型を用意、W4100シリーズは52/46/40型をラインナップする。

 32型でフルHDパネル搭載、倍速駆動対応の「KDL-32XBR6」も今夏発売予定としている。

 Z4100やW4100などの上位モデルではDgital Media Extender(DMex/ディメックス)と呼ばれる拡張機能を搭載。オプションユニットの追加で、外部機器との連携やネットワーク対応などが行なえる。また、Z4100、XBR6シリーズなどではDigital Media Port(DMP)という外部機器機器連携端子を装備。オプションケーブルの追加などで、ウォークマンやiPodのビデオ/音楽ファイルをBRAVIAで再生可能となる。


46型「KDL-46Z4100」 37型フルHDモデル「KDL-32XBR6」 Digital Media Portでウォークマンなどと接続可能に

□ニュースリリース
http://news.sel.sony.com/en/press_room/consumer/television/flat_panel_displays/lcd/release/32715.html



■ 新BRAVIAのリンク機能を紹介

 液晶テレビ「BRAVIA」のコーナーでは、新製品に搭載される4つのリンク機能「DMex」(Digital Media Extender)を紹介。

 米国のBRAVIA向けに行なわれているインターネットストリーミング動画配信サービス「Internet Video Link」では、米CBSのドラマやスポーツ、ニュースなどの映像コンテンツを配信開始することがアナウンスされたほか、BRAVIAの背面に薄型DVDプレーヤーを収納可能な「DVD Link」、HDMI接続した製品から1080/24pまでの映像が200フィート(約61m)先でもワイヤレス接続可能という「Wireless Link」、ネット配信コンテンツのダウンロードなどが可能な「Input Link」の機能を紹介。会場で40型「KDL-40V4100」などの新製品を用いてデモを行なった。

Internet Video Link Input Link Wireless Link

 また、ワイヤレス伝送の参考展示として、5GHz帯のデジタル無線を用いたフルHD映像のストリーミング伝送デモも実施。室内のワイヤレス化をイメージして、Blu-ray Discプレーヤーからの映像をワイヤレスで伝送していた。

左の専用ユニット(写真はモック)を介してBDプレーヤーからテレビにデジタル無線伝送


■ 1.5TB HDDを搭載したVAIOブランドのホームサーバー

 ホームサーバーの「VAIO Home Media Server」と、無線クライアントの「VAIO Home Media Viewer」も参考出展されている。ともに製品化を前提に開発を続けているという。

VAIO Home Media Viewer(上)とVAIO Home Media Server(下) VAIO Home Media Viewerは7型液晶を搭載

 VAIO Home Media Serverは、1.5TB HDDを内蔵したサーバーで、通常のLAN HDDとして利用できるほか、本体前部のメモリーカードスロットからのデジタルカメラ画像取り込みに対応。また、USB接続したAVCHDビデオカメラの撮影映像のバックアップなどにも利用できる。

 DLNAサーバー機能も搭載しており、取り込んだビデオやオーディオデータの配信も可能。PCとサーバーのデータ同期機能も備えている。

 VAIO Home Media Viewerは、800×480ドットの7型液晶を備えたネットワークフォトビューワ。有線LANと無線LANの2種類のネットワーク接続のほか、USB接続したストレージ機器内の写真などを表示可能。

 Media ServerやPC上の写真データをストリーム再生できるほか、ステレオスピーカーも内蔵しており、音楽再生も可能。「かなり高速なCPUを内蔵しているので、複雑なエフェクトを使ったスライドショーも可能」という。なお、ビデオ再生には現時点では対応していない。


■ その他

 iPod対応オーディオとして、クレードルが付属したCDプレーヤー「MHC-EC78Pi」(2月発売/約150ドル)などiPod製品も出展。CD部は3CDチェンジャー搭載でMP3再生も可能となっている。内蔵アンプは95W×4ch。また、近日発売製品として、米国衛星HDラジオにも対応した、iPodクレードル一体型スピーカー「XDR-S10HDiP」も展示されている。

 カーエレクトロニクスでは、日本でも発売されたポータブルナビ「NAV-U」を米国でも2月より発売。4.3型液晶搭載の「NV-U73T」(約350ドル)と、4.8型液晶の「NV-U83T」(約500ドル)をラインナップする。

 また、 Bluetooth対応のカーオーディオとして、1DINレシーバの「MEces06_0-BT5100」を展示。価格は約300ドルで、1月に発売する。BluetoothのA2DP/AVRCPなどのプロファイルに対応し、MP3/WMA/AACなどの楽曲を再生可能。

MHC-EC78Pi XDR-S10HDiP

NAV-U「NV-U73T」 Bluetooth対応1DINユニット デモカーも展示されている


□2008 International CESのホームページ(英文)
http://www.cesweb.org/
□米Sonyのホームページ(英文)
http://www.sony.co.jp/
□関連記事
【1月7日】ソニーのストリンガーCEOが「Blu-ray勝利」をアピール
-「すべてをブルーに覆った」。有機ELテレビを米国発売
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080107/ces05.htm
【リンク集】2007 International CESレポートリンク集
http://av.watch.impress.co.jp/docs/link/2007ces.htm

( 2008年1月7日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp/usuda@impress.co.jp]


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