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シャープは、2008 International CESの開幕前日となる6日にプレスカンファレンスを開催した。北米向けの最新AQUOSラインナップやBDプレーヤー「BD-HP50U」を発表したほか、同社のデバイス戦略について説明。さらに、65型の超薄型液晶テレビを初公開した。 2010年の液晶テレビの未来像として同社が2007年8月に披露した“未来のテレビ”を大型化したもの。従来は52型/1,920×1,080ドットだったが、今回65型まで大型化した。コントラスト比は、10万:1で、色再現性はNTSC比で150%以上。ディスプレイの厚みは最薄部で20mm、最厚部で35mm。重量は40kgで、年間消費電力量は200kWh/年。
同社では、2007年のCESで世界最大の108型液晶テレビを披露し。2007年内の発売を予告していたが、2007年中に発売されなかった。しかし今回、「年内に発売する」と改めて、市場投入を明言した。
また、液晶テレビは、ネット接続機能「AQOUS NET」対応の「AQUOS SE94シリーズ」などを発表。65/52/46型の各モデルを用意し、コントラスト比は27,000:1。120Hzの倍速駆動に対応し、1月より順次発売する。 同モデルなどに搭載したAQUOS NETは、リモコンのボタンを押すだけで、画面の右脇にウィジェットを表示し、株式や天気情報などが確認できるネットワーク機能。オンラインヘルプなども提供していく。 ゲーム用の小型モデル「LC-32GP3U」も発表。1,920×1,080ドットの32型フルHDパネルを搭載するほか、「Vyper Driveエンジン」を搭載。ゲームプレイ時の操作と描画のレスポンス遅延を改善する。倍速駆動は搭載していない。
Sharp Electronicsの藤本俊彦会長は、40型の15面取りが可能となる大阪堺の第10世代工場の生産能力をアピールするとともに、東芝との液晶パネル/テレビ用LSIにおける提携や、パイオニアへの資本参加について説明。有機ELテレビについては、Sharp Electronics Marketing Company of AmericaのMicheal Troetti社長が「液晶をすぐに置き換えるとはいえない2つの理由」として、寿命と大画面化の困難を挙げ、「次世代の液晶とは競合しない。液晶が今日の消費者にとって最適な選択肢」と訴えた。 また、Blu-ray Discプレーヤー「BD-HP50U」も今春より発売。価格は799.99ドル。Blu-ray Disc Profile1.1に対応し、PinPや新しいメニュー表示機能などに対応。HDMI連携機能「AQUOS Link」や24p出力に対応する。
□2008 International CESのホームページ(英文) ( 2008年1月7日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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