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米DivXは7日(現地時間)、松下電器製のシステムLSI「UniPhier(ユニフィエ) MN2WS0043DA」を、DivX認証したと発表した。今後登場するUniPhierを搭載したBlu-ray Discレコーダ/プレーヤーなどで、DivX動画の再生が可能になるという。 「UniPhier」は、デジタルレコーダやプレーヤー、テレビ、携帯電話、車載用AV機器などでの使用が想定されている、デジタル家電向けの統合プラットフォーム。 CPUとビデオコーデックなどを統合したシステムLSIと、ミドルウェアやOSなどのソフトウェアプラットフォームから構成される。LSIは高い処理能力を持っており、45nmの製造プロセスで生産されたチップは、ワンチップでAVCのフルHDリアルタイムエンコードも可能。2007年11月から発売された「DMR-BW900」など、ブルーレイDIGAに搭載されている。ただし、現行モデルではDivX再生はサポートしていない。 DivXによればUniPhierは、ハードウェアソリューションを使ったBlu-ray製品に、DivX の技術を統合した初めてのプラットフォームになるという。また、松下電器産業株式会社 半導体社 ソフトウェアソリューション担当の宮本昭仁ジェネラルマネージャーは、「多くのオーディオやビデオのフォーマットに加え、DivX再生をサポートする当社のソリューションは、UniPhierアーキテクチャーの性能の高さと柔軟性を物語っている」とアピールしている。
DivXのケビン・ヘルCEOは今回の認証について、「消費者が最新のBlu-ray製品で、DivXコンテンツを楽しめるようにするものだ」と説明。「松下と協業することにより、メディア体験を向上させ、ビデオをさまざまな製品で楽しむ選択肢を拡げることができる」としている。
□米DivXのホームページ
(2008年1月8日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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