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■ 松下ブース
松下は、キーノートスピーチで披露された150型プラズマや、1インチ以下の超薄型プラズマをはじめ、ディスプレイ/テレビのラインナップと新オーディオ製品、ワイヤレス技術などを幅広く紹介。 超薄型プラズマと、150型の巨大プラズマは、一般来場者からも多くの質問が説明員に投げかけられており、関心の高さがうかがえる。
プラズマテレビ向けの新サービスとして、キーノートではYouTubeのダイレクト表示などにも対応する「VIERA CAST」が発表されたが、これに対応する850シリーズも会場に展示。VIERA CASTは、インターネットを介してYouTubeや、Googleの写真管理・共有サービス「Picasa」が利用できるもの。同社からは無線LAN対応のデジタルカメラ「LUMIX」も近日に米国で発売予定となっている。 また、Wireless HD技術を用いたビデオカメラからの無線伝送もデモ。現在使われている伝送ユニットは家庭用としてはやや大型すぎるが、机の上などに置けるようになれば、十分実用になることが予想される。
そのほかの新製品では、iPod用クレードルも備えたBlu-rayプレーヤーと7.1chスピーカーを組み合わせたシアターシステムや、5.1ch DVDシアターシステムを展示。 「SC-BT100」は、BDプレーヤーを中心とした7.1chシアターシステム。アンプ内蔵のプレーヤー部にiPod用クレードルやSDカードスロットも搭載。AVCHD対応のSDムービーカメラで撮影した映像も再生できる。HDMIを搭載し、VIERA LINKにも対応する。5月発売で、価格は未定。 「SC-PT960」は、5.1chアンプ内蔵/5DVDチェンジャ搭載プレーヤーとスピーカーのコンパクトシアターセット。iPod用クレードルも備える。4月発売で、価格は499ドル。
また、カナル型イヤフォンも2モデルリリース。ノイズキャンセルイヤフォン「RP-HC55」は、騒音を88%カットするというアクティブノイズキャンセル(NC)機能を搭載。ケーブル中間部のユニットに備えたスイッチでNCをON/OFFでき、NCのみの利用も可能。ただし、NCをOFFのままで音楽を再生することはできない。バッテリの連続使用時間は約15時間。5月発売で、価格は99ドル。 「RP-HJE550」は、エルゴノミックデザインに基づいたという形状で、ハウジングにはアルミを採用。詳細は明らかにされていないが、ハイエンドモデルに位置づけられている。
■ シャープ
シャープは、プレスカンファレンスでも公開された65型の薄型「未来のテレビ」を展示。また、日本にはない試みとして、ゲーム用に特化した液晶AQUOSを展開していることも特徴。なお、詳しくは西川氏のレポートを参照されたい。 「LC-37GP1U」などのシリーズは、ゲーム利用時のフレーム遅延を防ぐことを目的に設計された、「BUILT FOR GAMING」のフルHDテレビ。32型「GP3Uシリーズ」などが既に発売されており、3月には上位モデルに相当する32型「LC-32GP1U」と「LC-37GP1U」を発売する。 最大の特徴はゲームモードを備える点で、リモコンを利用して切り替えることにより、フレーム遅延を低減するモードに移行する。また、ゲーム機との接続を容易に行なうため、映像入力などの端子部を側面に設けている。
そのほかの米国向けモデルとして、発売中のiPod用ステレオアクティブスピーカーも展示。「DK-AP2」は、iPodシリーズやiPhoneのDockコネクタに接続可能なクレードル型スピーカー。カラーはピアノブラックとグロッシーホワイトで、価格は109.99ドル。 圧縮音源を高音質化するという技術「Esound」を搭載。エンクロージャは三角錐に近い形状で、左右のフルレンジユニットが外側を向いており、多くの人で聴くことを想定した広い指向性を持つ。 ビデオ対応iPodの映像をテレビなどに出力することも可能。ステレオミニ音声入力も備え、iPod以外のプレーヤーとも接続できる。AC電源以外にバッテリ駆動にも対応。カード型リモコンが付属する。
同社ブースには、北米や欧州のキャリアであるT-MOBILE向け音声通話対応PDA「Sidekick LX」も展示されているが、このコーナーで特徴的なのは、展示スペースの大型ディスプレイに流れるアニメーションムービー。美少女がくの一のようなヒロインに変身して、手裏剣を手に戦うというストーリーになっており、爽快な音楽をバックに製品の特徴をハイクオリティな映像で約2分半に渡って紹介している。製作はガイナックスが担当したという。 高機能な携帯端末のプロモーションとしては異色のポップな映像だが、これは米国でも多くの若者が利用しているチャット機能を前面に出して訴求するためだという。キャラクターは一見製品に関係ないが、実は、この端末が回転式の液晶ディスプレイを備えていることがモチーフで“手裏剣”になったとのこと。タイトルは“手裏剣少女 Shuriken girls”。
□2008 International CESのホームページ(英文) ( 2008年1月10日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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