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オリンパス、同社初の生録用リニアPCMレコーダ
-2GBメモリ内蔵で実売5万円。SDカードも使用可能


バックライトを点灯したところ
2月7日発売

標準価格:オープンプライス


 オリンパスイメージング株式会社は、同社初のリニアPCMレコーダ「LS-10」を2月7日に発売する。2GBのメモリを内蔵しており、価格はオープンプライス。直販価格は49,800円

 同社はWMAフォーマットで録音するボイスレコーダ「Voice-Trekシリーズ」を展開しているが、「LS-10」は同シリーズの製品ではなく、音質を重視した新機軸。フォーマットにリニアPCMを採用し、24bit/96kHzでの録音が可能。鳥の声や機関車の走行音、楽器演奏の録音など、生録での使用を想定したモデルとなっている。

 内蔵メモリは2GB。SD/SDHCメモリカードスロットも備えており、最大8GBのカードが追加できる。録音/再生対応フォーマットは、リニアPCM(WAV)に加え、MP3、WMAもサポート。用途に合わせて選択できる。リニアPCM 24bit/96kHzの場合、内蔵2GBメモリに約55分の録音が可能。リニアPCMのモードは24bit/96kHz、16bit/96kHz、24bit/48kHz、16bit/48kHz、24bit/44.1kHz、16bit/44.1kHzを用意する。

 内蔵マイクはステレオで、高感度録音も追求。アルミの削り出し筐体を採用することで振動によるノイズの低減したほか、周波数特性や指向特性といったマイクの基本性能を引き出すため、本体上部左右に配置したマイクを90度外側に向けて配置。「自然で広がりのあるステレオ感と中抜けのバランスがとれた高音質録音を可能にした」という。

バックライト消灯時 左側面 右側面

 内蔵ステレオマイク録音時の周波数特性は70Hz~20kHz。ステレオミニのライン入力も備えるほか、3.5mmのマイク入力、EARジャックも用意。16mm径ユニットを採用したステレオスピーカーも備えている。ライン入力使用時の周波数特性は下表の通り。

  録音モード 周波数特性
リニアPCM 96kHz 20Hz~44kHz
48kHz 20Hz~23kHz
44.1kHz 20Hz~21kHz
MP3 320kbps 50Hz~20kHz
256kbps 50Hz~20kHz
128kbps 50Hz~17kHz
WMA 160kbps 50Hz~19kHz
128kbps 50Hz~19kHz
64kbps 50Hz~15kHz

 マイクアンプには、低ノイズ、低歪率のアンプ回路を左右に独立して搭載。チャンネル間の干渉を排除し、クリアな信号伝達と、高S/N比を実現したという。ほかにも、マニュアル録音レベル調整機能や、指向特性制御技術「DVM」も搭載。サラウンド再生機能「EUPHONY MOBILE」も備えている。

 電源は単3電池2本。アルカリ電池を使用した場合、リニアPCM 16bit/44.1kHzで最長12時間の録音が可能。PCとの接続はUSBで行ない、対応OSはWindows 2000/XP/Vista、Mac OS X 10.2.8~10.5。外形寸法は131.5×48×22.4mm(縦×横×厚さ)。電池を含む重量は165g。三脚穴も備えている。キャリングケースやウインドスクリーン、PC用ソフト「DigiOnSound5 Express for OLYMPUS」などを同梱する。

□オリンパスイメージングのホームページ
http://olympus-imaging.jp/
□製品情報
http://olympus-imaging.jp/product/audio/ls10/index.html

(2008年1月10日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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