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【その他編】クリエイティブが1080iアプコン対応iPodドック
-ロジクールは無線LAN対応オーディオレシーバなど


会期:1月7日~10日(現地時間)

会場:Las Vegas Convention Center
    Sands Expo
    The Venetian


 CES 2008に出展していた各社のブースから、iPod周辺機器や、ポータブルプレーヤー関連の新製品を中心に紹介する。


■ クリエイティブ

 無線USBオーディオの新製品として、iPodの映像を720pまたは1080iにアップコンバートする「Xdock HD」を4月に発売する。価格はクレードル付きのトランスミッタが399ドル、レシーバの「X-Fi Wireless Receivers」は99ドル。

 iPod内の映像をHDMI経由でアップコンバートできるクレードル。iPod touch/classic/nanoなどで利用可能。無線LANでのオーディオ伝送も可能で、ビデオ再生無しのiPodでも利用できる。

 独自の「X-Fi Crystalizer」による音質改善機能を搭載。同社は「iPodをポータブル機器からHDエンタテインメントシステムに変える」としている。HDMI以外にコンポーネント/コンポジットの映像出力と、光デジタル音声とアナログ音声出力も装備する。

Xdock HD HDMIや光デジタル音声出力などを装備

 ポータブルプレーヤーでは、小型モデル「ZEN Stone」と、液晶搭載の「ZEN Stone Plus」に、モノラルスピーカーを内蔵した「ZEN Stone/ZEN Stone Plus with Built-in Speaker」の2モデルを1月に発売する。価格はそれぞれ2GBモデルが49ドル、59ドル。

 MP3/WMA再生が可能なポータブルオーディオプレーヤー。ZEN Stone Plusは、FMラジオやボイスレコーディング機能なども備える。カラーはブラック、ダークブルー、ピンク、シャンパンの4色。

ZEN Stone Plusのスピーカー内蔵モデル。背面にモノラルスピーカーを搭載する PC/iPod向けスピーカー「GigaWorks HD50i」は2月発売で299ドル


■ ロジクール

Z-C21

 米Logitech(ロジクール)は、日本でも発表したPC用2.1chスピーカーのフラッグシップモデル「Logicool Z Cinema(Z-C21)」を展示。USBオーディオ機能を搭載した2.1chアクティブスピーカーで、フロントスピーカーはバイアンプ駆動。出力は総合180W。

 Windows Media Center対応のリモコンが付属し、PCのMedia Centerの操作も行なえる。


側面 サブウーファ Media Center対応リモコンが付属する

Squeezebox Duet。左がリモコン

 また、日本での発売が決まっていない製品では、無線LAN対応オーディオ伝送システム「Squeezebox Duet」を1月から399ドルで発売する。

 Squeezebox Duetは、パソコンとEthernetまたは無線LANで接続可能なネットワークオーディオシステム。対応OSはWindows NT/2000/XPとMac OS X 10.3.5以降。

 WMA/MP3/AACなどの音声をサポート。Apple LosslessやWMA Losslessなども再生可能。なお、DRMファイルには対応しない。24bit対応のバーブラウンDACを搭載。光/同軸デジタルとアナログ音声(RCA 2ch)の出力を装備するほか、ステレオミニのヘッドフォン出力も備える。

 2.4型液晶搭載の付属リモコンで操作可能。液晶にジャケット画像を表示することもできる。なお、レシーバとリモコンは単体でも発売され、レシーバは149ドル、リモコンは299ドルとなる。

 そのほか、学習リモコン「Harmony」シリーズの新モデル「Harmony one」を2月に249ドルで発売する。フルカラーのタッチパネル液晶を備え、直感的な操作が行なえるというボタン配置を採用。また、「TiVoを見る」、「Xbox 360で遊ぶ」といった機能がメニューにアサインできるようになった。

Harmony one 「Watch TiVo」などのメニューが


■ その他

Sansa TakeTVの記録ユニット。左のリモコン部に右のUSBメモリ部を装着して一体化できる

 サンディスクは、PCを経由して動画を持ち運ぶことを想定する映像配信サービス「Sansa TakeTV」用の記録ユニットを紹介。USBメモリとリモコン部で構成され、PCの専用サイト「Fanfare」から映像コンテンツをダウンロードし、USBメモリ部を接続したノートパソコンなどで外出先でも視聴できる。

 既にサービスは開始されており、CBSの番組などが提供されている。番組ダウンロードは無料で、記録ユニットは4GBモデルが99ドル、8GBが149ドルで販売されている。


記録したコンテンツを操作するメニュー画面 再生ファイルはサムネイルで表示

 ポータブルメディアプレーヤーのSansaシリーズでは、ビデオ再生対応の「Sansa View」と、小型の「Sansa Clip」に大容量モデルを追加。これまで最大メモリ容量がそれぞれ16GB/2GBだったが、32GB/4GBと2倍になっている。価格はそれぞれ349.99ドル/79.99ドル。

Sansa Viewの16GBモデル。なお、32GBモデルと、Sansa Clipの4GBモデルの展示は無かった プレスカンファレンスにはエリ・ハラリCEOが登場。記録メディアの歴史を振り返りつつ、新製品をアピール。また、CMキャラクターに後藤真希を起用していることも紹介された

 ALTEC LANSINGは、親会社のPlantronicsのブースにおいて、iPod用スピーカーの2008年モデルを中心に展示。

 iPhoneでの利用を想定した「T612」は、壁掛けも可能なアクティブスピーカー。iPodシリーズでの利用も可能。ステレオミニの音声入力も装備。価格は199ドル。

 3インチ径のフルレンジドライバをと1インチシルクドームツイータを備えたステレオアクティブスピーカー。低音強調機能「XdB」を搭載する。iPodも操作可能なリモコンが付属する。

T612 Bluetooth対応の「SoundBlade」は、Bluetooth対応携帯電話向けのポータブルアクティブスピーカー。ACアダプタ以外に電池駆動にも対応。価格は129.95ドル 「Orbit M(iMT207)」は、携帯電話向けの小型ポータブルスピーカー。360度の広指向性を持つ。バッテリで駆動し、連続使用時間は約24時間。価格は39ドル

B&Wのブースでは、9月より発売されているユニークな形状のiPodスピーカー「Zeppelin」(Apple Store価格599.95ドル)を展示。多くの来場者が注目していた

□2008 International CESのホームページ(英文)
http://www.cesweb.org/
【リンク集】2008 International CESレポートリンク集
http://av.watch.impress.co.jp/docs/link/2008ces.htm

( 2008年1月12日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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