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TIは11日、スペインで開催されている「Mobile World Congress 2008」で、プロジェクタ機能搭載の携帯機器を実現するDLPチップセット「DLP Pico」を2008年下半期より量産開始すると発表した。 DLP Picoは、イメージングチップとプロセッサの組み合わせで提供される。プロセッサには、ポータブル機器などへの組み込み用の「DDP1500」と、単体のポータブルプロジェクタ向けの「DDP1505」の2種類を用意する。 開口率は92%以上で、スイッチング速度は20μ秒以下。「DarkChip」技術により、ネイティブコントラスト比を高めている。また、LED光源の利用時には、さらに幅広い色域表現も可能という。 同社の携帯電話向けアプリケーションプロセッサ「OMAP」との組み合わせにも対応し、携帯機器内に保存されたコンテンツをプロジェクタで出力して視聴するなどの利用ができる。 同社では「これまでのポータブル機器では、動画などのコンテンツの視聴は機器に搭載する小型のディスプレイに限られていたが、DLP Picoチップセットの登場により、大きな画面に出力して、多人数でコンテンツが視聴できるという新しい活用法が開かれる」としている。 □TIのホームページ ( 2008年2月13日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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