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太陽誘電株式会社は、Blu-ray Discメディア市場に参入。記録膜に有機色素を使ったLTHタイプのBD-Rを2月26日に発売する。録画用メディアで、単品と5枚組を用意。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格は単品の「BR-V25WTY」が1,000円弱、5枚組の「BR-V25WTY5P」が4,000円台半ばの見込み。記録速度は1~2倍。 2007年春に、Blu-ray Disc Recordable Format Ver.1.2で採用された記録方式「Low to High」(LTH)に対応した、有機色素系BD-R。記録膜に有機色素を使っており、レーザー光の当たった部分の記録層の性質を化学・物理変化させることで、記録後に、低い反射率から高い反射率に変わることから「Low to High」と名付けられた。製品のパッケージにも「LTH TYPE」と明記されている。 従来の無機記録層のメディアと異なり、既存のCD-R、DVD-Rの塗布型製造設備を一部改造するだけでBD製造ラインに転用でき、大規模な設備投資が不要であるため、ディスクの低価格化が見込まれている。CD-RやDVD-Rでも有機色素を使っていた太陽誘電では「これまで培った量産技術や生産ラインが活用できる」とし、LTHタイプでのBDメディア参入というタイミングになったという。 CD-RやDVD-Rと同様に、BD-Rも国内生産しており、パッケージでも日本製をアピール。独自のハードコートも施しており、傷や汚れ、ホコリなどに強いという。ケースは単品、5枚組ともに10mmのPケース。
なお、LTHタイプのメディアは、非対応のBDレコーダ/ドライブでは使用できない。松下電器とソニーでは、2007年11月に同社製BDレコーダをLTHに対応させるためのファームウェアを提供している。太陽誘電でも対応レコーダとしてソニー「BDZ-X90/L70/T70/T50」、松下電器「DMR-BW900/BW800/BW700/BW200/BR100」を挙げている。
□太陽誘電のホームページ
(2008年2月19日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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