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松下電器産業株式会社は、地上/BS/110度CSデジタルシングルチューナ搭載のブルーレイDIGA、「DMR-BR500」を3月28日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は13万円前後の見込み。
2007年11月発売のブルーレイDIGA(DMR-BW900/BW800/BW700)と同様に、BD-R 4倍速記録のBD-R/REドライブを内蔵するほか、デジタル放送のストリーム録画(DRモード/MPEG-2 TS)だけでなく、MPEG-4 AVC/H.264形式でハイビジョン映像のまま圧縮して録画する「フルハイビジョン4倍録画」も搭載。一方、シングルチューナ構成としたほか、HDD容量を250GBに抑えることなどで低価格化し、ブルーレイDIGAのエントリーモデルと位置付けられている。 AVCの記録モードは、HG(12.9Mbps)/HX(8.6Mbps)/HE(5.7Mbps)の3モードを用意し、記録解像度はいずれも最高1,920×1,080ドット。MPEG-4 AVCのHigh Profileを採用している。HEモード利用時には、1枚の2層BD-R/REディスクに約18時間のハイビジョン録画が可能(DRモードでは約4.2~6時間)となる。DVDへのSD解像度記録用の録画モードとして、XP/SP/LP/EP(6時間)/EP(8時間)の各モードも用意する。 光学ドライブは、BD-R/RE、DVD-R/RW/RAM、DVD-R DLへの記録に対応。AVCに変換した映像をDVD-R/RAMに記録する「AVCREC」にも対応する。なお、カートリッジ型のBD-RE(Ver.1.0)の読み込みには対応しない。 同社のデジタル家電向けシステムLSI「UniPhier」により、ワンチップでAVCのフルHDリアルタイムエンコードを実現。なお、デジタル放送の新録画ルール「ダビング10」にも、放送開始に合わせてバージョンアップで対応する予定。 BDビデオの再生に対応し、パナソニックハリウッド研究所(PHL)におけるBD-Videoオーサリング技術のノウハウを導入し、記録/再生品質の向上を図っている。また、PinPなどBDビデオの新しい機能もサポートしている。 HDMI出力を装備。1080iまでの映像出力に対応するほか、Deep Color(最高各色12bit)もサポート。同社製薄型テレビとの連携機能「VIERA Link」にも対応する。また、HDMIの音声出力も最大7.1chまで対応し、対応AVアンプに、ドルビーTrueHD、DTS-HD、ドルビーデジタルなどの最新音声コーデックをビットストリーム出力できる。AACやMP3などの圧縮音声を高品位化する「マルチチャンネル デジタル リ.マスター」も搭載する。 地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログチューナを搭載。番組表は従来より採用している「テレビ/ラジオ欄」風のものに加え、新たに1つのチャンネルの番組表を最大8日分一覧表示できる「チャンネル別番組表」を装備した。 リモコンは、送信部を2つ設けた「簡単リモコン」。リモコンの4色のデジタル放送用ボタンを利用して、番組の録画予約などが行なえる「簡単予約」機能も新搭載している。 HDMI出力×1のほか、D4出力端子や、S映像出力、コンポジット出力を各1系統、アナログ音声出力(RCA)を2系統装備。入力端子として、S映像、コンポジット、アナログ音声を各2系統備える。 SDHC対応のSDメモリーカードを装備し、同社製AVCHDビデオカメラで撮影した、AVCHD映像などを再生できる。また、デジタルカメラの撮影画像をテレビで楽しめる「フルハイビジョンテレ写」機能も備えている。消費電力は約35W。外形寸法は430×315×59mm、重量は4kg。
( 2008年2月20日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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