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薄型テレビやオーディオ機器など、オーディオ・ビジュアル関連の総合展示会「A&Vフェスタ2008」が23日、横浜みなとみらいのパシフィコ横浜・カンファレンスセンターで開幕した。会期は2月23日~25日までの3日間。入場料は無料だが、webで事前登録、もしくは当日会場での登録が必要。 社団法人日本オーディオ協会(JAS)が主催する、AV機器の総合展示会。'52年の「第1回全日本オーディオフェア」以来、「オーディオフェア」、「オーディオエキスポ」と名称を変更し、「A&Vフェスタ」となったのは2003年から。2007年には開催されなかったが、2008年は開催時期をこれまでの9月から2月に変更。イベント自体の内容もリニューアルされている。
最大の変更点は、会場が従来の展示ホールではなく、カンファレンスセンターの個室や会議室がメインになったこと。これまでは広い展示ホールに各社がブースを設けて展示を行なっていたが、今年はメーカーが各個室にリスニングルームやシアタールームを構築。イベント自体のスケール感は縮小しているが、各機器のクオリティをじっくりと腰を据えて体験できるイベントになっている。多くの試聴室の入場には整理券が必要なため、会場に着いたら各試聴室を巡り、整理券を集めると効率的に様々な機器が体験できるだろう。 なお、期間中は毎日先着500名にオリジナルバッグがプレゼントされる。さらに、各種スピーカーや、ソニーの「Rolly」など、AV機器が抽選で当たるプレゼント企画も用意されている。 日本ビクターのブースでは、昨年のCEATECで展示されたものと同じ、42型の薄型液晶テレビを参考展示している。最薄部は3.7cm。同社は2008年のCESで、海外向けに夏頃の発売を予定している42/46型、最薄部39mmの液晶テレビを展示していたが、それとは異なるプロトタイプ。「投入時期は未定だが、日本での発売も検討している。製品化の際には海外向けと同様に、強度を考慮して厚さが若干増えるだろう」という。
パネル解像度や、搭載する高画質化回路などは未定だが、「おそらくフルHDで、倍速駆動など、市場で求められる機能を盛り込んだモデルになるだろう」としている。同社ブースでは歪みの低減をコンセプトにした2ch用アンプの試作モデルや、夏頃に発売を予定している新ブックシェルフスピーカーも展示。スピーカーは背面が傾斜しているエンクロージャーデザインが特徴。振動板の中心をセンターからずらしたオブリコーン形状を継承しながらも、その特性をさらに活用する新素材を使っているという。
ソニーブースでは、46型で奥行き7.4cmを実現した新BRAVIA Fシリーズなどを中心に、シアターシステムやポータブルオーディオ機器などをAV機器新製品を一挙に展示。BRAVIAワンセグ「XDV-D500」や、ワンセグ受信に対応した名刺サイズラジオ「XDV-G200」など、新製品を実際に手にとって体験できる。別室ではPCMレコーダ「PCM-D50」の録音体験やピュアオーディオ用機器の試聴も可能だ。 パイオニアブースでは、AVアンプのフラッグシップモデル「SC-LX90」が人気。TADブースでは、TADブランドのモノラルパワーアンプの参考出品も行なわれている。
□A&Vフェスタ2008のホームページ
(2008年2月23日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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