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イー・モバイル、ワンセグ/音声対応など新端末
-24時間通話定額など電話サービスを開始


東芝製端末「H11T」。カラーリングはブラック、ホワイト、ブルー、ピンクの4色
3月28日発売

標準価格:オープンプライス


 都内を中心に、データ通信サービスを提供しているイー・モバイル株式会社は25日、3月28日から音声通話(電話)サービスを開始すると発表。対応端末として、ワンセグチューナも内蔵した東芝製端末「H11T」と、台湾HTC製のスマートフォン「S11HT(EMONSTER)」の2機種も発表。3月28日より発売する。

 音声通話用の料金プランに、月額980円の有料オプション「定額パック24」を加えることで、携帯電話では初という、加入者間の通話料が24時間無料、ショートメールの送信も無料になるのが特徴。イー・モバイルから携帯電話/PHSには30秒9.45円、固定/IP電話には30秒5.25円で通話できる。

 イー・モバイル自社のエリア外は、NTTドコモの電話網を利用した“国内ローミング”することで、サービス開始時から幅広い通話エリアを実現しているのが特徴。ただし、国内ローミングを利用する際は、月額105円の使用料に加え、ドコモの国内ローミング料金(音声通話:30秒22.05円)などが必要になる。ローミング料金や各端末の初期費用、料金プランなどは後述する。また、ナンバーポータビリティも利用できる。

 なお、PDAタイプ「S11HT(EMONSTER)」は国内ローミング非対応。イー・モバイルエリア内であっても、ローミングマークが表示される場合は国内ローミングでの利用となる。イー・モバイルでは「サービスエリアの拡張を順次行ない、完了した地域では自社サービスに優先して接続されるようになる」と説明している。


■ 新端末

 「H11T」と「S11HT(EMONSTER)」の両モデルとも、3.5世代、HSDPA規格に準拠。受信最大3.6Mbps、送信384kbpsの高速通信が可能。Webブラウジングなども快適に行なえるほか、PCとUSB、もしくはBluetooth経由で接続し、通信モデムとしても使用できる。

 また、携帯電話向けのネット、および電子メール接続サービス「EMnet」も月額315円でスタート。ブラウザのトップページが「Googleモバイル」となり、フルブラウザも用意。専用メールアドレスも付与される。

 「H11T」は、折りたたみ式の携帯電話。カラーリングはブラック、ホワイト、ブルー、ピンクの4色。「携帯電話としての使い勝手と機能を追求したモデル」と位置付けられ、国内ローミングにも対応している。

 2.8型、320×240ドットの液晶ディスプレイを搭載。ワンセグチューナも内蔵。microSDカードスロットも備え、カードに録画も可能。静止画キャプチャ機能も備えている。視聴中はフルスクリーン、横向き、縦向きの3種類の表示が可能。

 Bluetooth機能も備え、モデム通信だけでなく、AVプロファイルにも対応。ヘッドセットなどを使って、音楽やワンセグ音声を送信できる。着うたフルも再生可能。

 ワンセグの連続視聴時間は約3時間25分。外形寸法は104×50×17.9mm(縦×横×厚さ)。重量は約130g。

台湾HTC製のスマートフォン「S11HT(EMONSTER)」

 「S11HT」は、Windows Mobile 6 Professional Editionを搭載し、2.8型、320×240ドットの液晶ディスプレイと、QWERTY配列のスライドキーボードを搭載したスマートフォン。音声通話に対応しているが、国内ローミングには非対応。

 HSDPA/W-CDMA/GSMに対応したSIMロックフリー端末で、海外でも現地の通信事業者のSIMカードによる通信が可能。GPSも内蔵し、地図や航空写真などで検索できる「モバイルGoogleマップ」や、目的地まで地図と音声でナビゲーションする「NAVITIME」も本体のみで利用可能。

 IEEE 802.11b/gの無線LAN機能や、Bluetooth 2.0も搭載。microSDスロットも備えているが、ワンセグには非対応。外形寸法は約112×59×19mm(縦×横×厚さ)。重量は約190g。


■ 価格

 各端末の初期費用は下表の通り。

【初期費用】
プラン ベーシック
(年とく割含む)
新にねん
※2年間の利用が必要
ご加入アシストにねん
※2年間毎月1,000円支払
うと一時払い金を軽減
EMONSTER
(S11HT)
67,980円 43,980円 19,980円
H11T 57,980円 33,980円 9,980円

 音声通話の料金プラン「ケータイプラン」では、データ通信料として基本使用料は最低1,000円。1,000円(23,825パケット)の無料通信分があるほか、以降は0.042円/パケットのパケット通信料が必要。上限金額は4,980円。電話としての基本料は月額無料。国内向け通話は宛先によらず、30秒18.9円。ショートメールは1通2.1円。

 国内ローミングは前述の通り、月額105円の使用料で、音声通話は30秒22.05円。ネット接続は0.0735円/パケットの従量課金。なお、ユーザーがNTTドコモへ料金を支払う必要は無く、イー・モバイルからの合算請求となる。

 3月末時点での国内ローミングに対応するエリアは、以下の25道県。それ以外の都府県では、地下鉄駅構内を含め、国内ローミングは提供されない。

【北海道】

  • 札幌近郊を除く道内
【東北地方】
  • 青森県、秋田県、岩手県、山形県、福島県
【中部地方】
  • 長野県、富山県、石川県、福井県
【中国・四国地方】
  • 鳥取県、島根県、岡山県、山口県、香川県、愛媛県、徳島県、高知県
【九州・沖縄地方】
  • 大分県、宮崎県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄県
 なお、同社では電話サービスの開始を記念し「ケータイデビューキャンペーン」を3月1日から実施。電話番号を好きな下4桁から無料で選べたり、「定額パック24」や「EMnet」などのオプションサービス料が無料になるなどの特典が用意される。各プランの詳細、キャンペーンの内容については同社ページを参照のこと。

□イー・モバイルのホームページ
http://emobile.jp/
□ニュースリリース (音声通話サービス開始について)
http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=516
□ニュースリリース (国内ローミングについて)
http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=517
□ニュースリリース (端末について)
http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=518
□ニュースリリース (EMnetやGoogleモバイルについて)
http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=519
□ニュースリリース (各種キャンペーンについて)
http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=520

(2008年2月25日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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