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日本テキサス・インスツルメンツ株式会社は26日、20W×2ch出力のデジタルアンプIC「TAS5706」を発表した。現在量産出荷中で、100個受注時の単価は5.46ドル。 また、3.3V単一電源で2Vrms出力が行なえる「DirectPath」オーディオラインドライバIC「DRV601」も発表。量産出荷は開始しており、100個受注時の単価は0.9ドル。 ■ TAS5706 最大出力20W×2chのステレオデジタルアンプIC。薄型テレビなどへの搭載を見込む。 業界初という、ローカル・フィードバック方式の帰還回路を搭載。高速かつ大電流で動作するデジタルアンプ出力段のHブリッジ回路のスイッチング特性を補正することで、オーディオ高調波歪みや、出力インピーダンスなどを低減するという。 サンプリングレートは32~192kHzをサポート。DSP機能を内蔵し、7バンドのスピーカー補正用イコライザやダイナミックレンジコンプレッサーなどの機能が利用できる。 ヘッドフォン出力やサブウーファ出力に対応し、2ch/4ch/2.1ch出力構成をサポート。サイズは10×10mm(縦×横)の64ピンQFP/SMTパッケージで提供される。
□ニュースリリース(英文) ■ DRV601
同社製DSPや、アンプICなどと組み合わせて利用し、入力ゲインのレベル調整を行なうオーディオラインドライバIC。CD/DVDプレーヤーや薄型テレビ、DVDレコーダなどへの搭載を見込む。 3.3V単一電源で動作。内蔵するチャージ・ポンプで負電源を作り出し、600Ω時に2Vrms振幅の出力が可能。従来システムでは、9~12V電源や出力DCカット用コンデンサなどが必要だったが、これらが不要となり、部品点数が削減できるという。 ダイナミックレンジは105dB以上。左右各チャンネルに独立したシャットダウン制御回路を内蔵。短絡保護や、過熱保護回路も内蔵する。サイズは4×4mm(縦×横)で、20ピン薄型QFNパッケージで提供される。
□ニュースリリース(英文)
□日本TIのホームページ ( 2008年2月26日 ) [AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]
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