総務省、IPTV国際標準化活動のための委員会を設置

　総務省は6日、IPTVの国際標準化活動に向け、国内における審議を集約する「IPTV特別委員会」を情報通信審議会内に設置した。

　ITU-T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)で、IPTVの国際標準勧告化作業を加速するための作業グループを集約する「IPTV-GSI」という枠組みが1月に新設。これにより、国際的なIPTVの標準化が進むと想定されるため、日本国内における審議体制の強化や、国際標準化に関する審議を集中的に行なうIPTV特別委員会の設置を決定した。

　総務省では、委員会新設の理由を「我が国の情報家電・映像産業の国際競争力を確保するため」と説明。同委員会では、IPTV-GSIの研究課題に関して、以下の課題について検討を進める。

• アーキテクチャ(基本設計)と要求条件
• QoS(サービス品質)とパフォーマンス
• サービスセキュリティとコンテンツ保護
• IPTVネットワーク制御
• エンドシステム(受像機)とインターオペーラビリティ(オープン性)
• ミドルウェア、アプリケーション、コンテンツプラットフォーム

□総務省のホームページ
http://www.soumu.go.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/pdf/080306_1.pdf

( 2008年3月7日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]

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