|
ボーズ株式会社は、ラインアレイスピーカーやサブウーファ、楽器用アンプなどをセットにしたステージ演奏向けのサウンドシステム「L1 model I system」を4月1日に発売する。 ラインアレイスピーカー「L1」や、アンプ内蔵スタンド「PS1」、サブウーファ「B1」などで構成し、ラインナップや価格は下表の通り。
■ L1 model I system
1セットでメインスピーカー、モニタースピーカー、楽器用アンプとして利用できる、ライブ用PAシステム。演奏者の後方にスピーカーのL1を設置することで、演奏者は意図する音量や残響音などが出ているかを確認でき、観客にとっては演奏者の位置から自然に音が聴こえるという。 1セットで400~500人クラスの会場まで対応可能。演奏者自身でセッティングや操作が行なえる簡易な設置性も実現したとしている。 L1は、高さ約2mの円筒状スピーカーで、5.7cm径ユニットを縦一列に24個配置したラインアレイスピーカー。点音源のスピーカーに比べ距離減衰が少なく速達性に優れることから均一な音響エネルギーの放射を実現し、カバーエリアは水平160度。再生周波数帯域は40Hz~15kHz。 アンプ内蔵の“パワースタンド”「PS1」は、L1スピーカーを装着可能。内蔵アンプ出力はL1用、サブウーファのB1用にそれぞれ250W。 ギターやベース、キーボード、マイクなど楽器や機材の特性に合わせ音色を最適化するという独自の「ToneMatch」プリセットを約100種類内蔵。楽器の音色を忠実に再現できるという。L1/PS1のセットアップ時の外形寸法は、662×661×2,106mm(幅×奥行き×高さ)、重量は29kg。有線リモコン「R1」や、L1/PS1用キャリーバッグなどが付属する。 シングル/ダブルベースパッケージに含まれるサブウーファのB1は、13cm径ユニット2基を搭載し、再生周波数帯域は40~250Hz。最大入力は125W。外形寸法は260×450×380mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.4kg。専用キャリーカバーが付属する。 ■ T1 ToneMatch audio engine
入力系統の拡張や、リバーブ/ディレイなどのエフェクトを搭載したオプションのプロセッシングユニット。バックライト付きディスプレイを搭載し、L1本体やマイクスタンドなどに取り付けが可能で、入力された機器ごとのレベルやイコライジングを演奏者が手元で操作できる。 楽器や機材に合わせて音色を最適化するという独自の「ToneMatch」プリセットのライブラリを搭載。ボタン操作で楽器の種類に応じたプリセットを呼び出せる。搭載するエフェクタの種類はリバーブ系、ディレイ系、モジュレーション系、ダイナミクス系など。
□ボーズのホームページ ( 2008年3月10日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
Copyright (c)2008 Impress Watch Corporation, an Impress Group company. All rights reserved. |
|