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ボーズ、ラインアレイスピーカー/アンプ一体のPAシステム
-演奏者の後方に設置、観客が聴く音との不一致を改善


L1 model I system シングルベースパッケージ

4月1日発売

標準価格:38,850円~287,700円


 ボーズ株式会社は、ラインアレイスピーカーやサブウーファ、楽器用アンプなどをセットにしたステージ演奏向けのサウンドシステム「L1 model I system」を4月1日に発売する。

 ラインアレイスピーカー「L1」や、アンプ内蔵スタンド「PS1」、サブウーファ「B1」などで構成し、ラインナップや価格は下表の通り。

製品 構成 価格
セットパッケージ
L1 model I system
ベーシックパッケージ
L1×1
PS1×1
210,000円
L1 model I system
シングルベースパッケージ
L1×1
PS1×1
B1×1
248,850円
L1 model I system
ダブルベースパッケージ
L1×1
PS1×1
B1×2
287,700円
オプション
B1 modelベースモジュール 38,850円
T1 ToneMatch audio engine 78,225円



■ L1 model I system

 1セットでメインスピーカー、モニタースピーカー、楽器用アンプとして利用できる、ライブ用PAシステム。演奏者の後方にスピーカーのL1を設置することで、演奏者は意図する音量や残響音などが出ているかを確認でき、観客にとっては演奏者の位置から自然に音が聴こえるという。

 1セットで400~500人クラスの会場まで対応可能。演奏者自身でセッティングや操作が行なえる簡易な設置性も実現したとしている。

 L1は、高さ約2mの円筒状スピーカーで、5.7cm径ユニットを縦一列に24個配置したラインアレイスピーカー。点音源のスピーカーに比べ距離減衰が少なく速達性に優れることから均一な音響エネルギーの放射を実現し、カバーエリアは水平160度。再生周波数帯域は40Hz~15kHz。

 アンプ内蔵の“パワースタンド”「PS1」は、L1スピーカーを装着可能。内蔵アンプ出力はL1用、サブウーファのB1用にそれぞれ250W。

 ギターやベース、キーボード、マイクなど楽器や機材の特性に合わせ音色を最適化するという独自の「ToneMatch」プリセットを約100種類内蔵。楽器の音色を忠実に再現できるという。L1/PS1のセットアップ時の外形寸法は、662×661×2,106mm(幅×奥行き×高さ)、重量は29kg。有線リモコン「R1」や、L1/PS1用キャリーバッグなどが付属する。

 シングル/ダブルベースパッケージに含まれるサブウーファのB1は、13cm径ユニット2基を搭載し、再生周波数帯域は40~250Hz。最大入力は125W。外形寸法は260×450×380mm(幅×奥行き×高さ)、重量は11.4kg。専用キャリーカバーが付属する。



■ T1 ToneMatch audio engine

 入力系統の拡張や、リバーブ/ディレイなどのエフェクトを搭載したオプションのプロセッシングユニット。バックライト付きディスプレイを搭載し、L1本体やマイクスタンドなどに取り付けが可能で、入力された機器ごとのレベルやイコライジングを演奏者が手元で操作できる。

 楽器や機材に合わせて音色を最適化するという独自の「ToneMatch」プリセットのライブラリを搭載。ボタン操作で楽器の種類に応じたプリセットを呼び出せる。搭載するエフェクタの種類はリバーブ系、ディレイ系、モジュレーション系、ダイナミクス系など。


□ボーズのホームページ
http://www.bose.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.bose.co.jp/jp_jp?url=/consumer_audio/consumer_audio_news/new_products/20080310.jsp

( 2008年3月10日 )

[AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]


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