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日本エイサー、16:9液晶/BD-ROM搭載ノートPC
-「Dolby Home Theater」技術を採用


4月25日発売

標準価格:オープンプライス


 日本エイサー株式会社は、16型液晶ディスプレイを搭載するノートPC「Aspire 6920」6モデルを4月25日より発売する。上位2モデルのみ、BD-ROMドライブを搭載。付属ソフト「Acer Arcade デジタルメディアエンターテイメント ソフトウェア」を利用してBDビデオなどが再生できる。

 価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格などは下表の通り。

シリーズ名 型番 仕様 Office
2007
店頭予想価格
Aspire 6920 AS6920G-832G32F Core 2 Duo T8300
  (2.4GHz)
2GBメモリ
320GB HDD
BD-ROM
Vista Home Premium
21万円前後
AS6920G-832G32 × 19万円前後
AS6920-812G25F Core 2 Duo T8100
  (2.1GHz)
2GBメモリ
250GB HDD
DVDスーパーマルチ
Vista Home Premium
18万円前後
AS6920-812G25 × 16万円前後
AS6920-602G16F Core 2 Duo T7500
  (2.2GHz)
2GBメモリ
160GB HDD
DVDスーパーマルチ
Vista Home Premium
16万円前後
AS6920-602G16 × 14万円前後

上位2モデルにBD-ROMドライブを搭載

 いずれも16型ワイドの光沢液晶ディスプレイを搭載する「ホームシアターノートパソコン」。パネル解像度は1,366×768ドットで、パソコン用液晶ディスプレイの16:10ではなく、テレビと同じ16:9の液晶パネルを搭載しているのが特徴。輝度は220cd/m2、応答速度は8ms。

 映像出力は上位4モデルがHDMI、DVI-D、アナログRGB(D-Sub 15ピン)、S映像を各1系統、下位2モデルではDVI-Dが省略されている。音声出力はヘッドフォン/スピーカー/ラインアウトとS/PDIF兼用のステレオミニを1系統装備するほか、2.1chスピーカーを内蔵する。

 ドルビーのサラウンド技術「Dolby Home Theater」を搭載し、ドルビープロロジックIIx、ドルビーヘッドフォン、Sound Space Expander、Natural Bass、Dolby Digital Liveなどのサラウンド機能が利用できる。

 キーボードの左部には、マルチメディア操作用インターフェイス「Cine Dash」を搭載。タッチセンサーを採用し、軽い指先のタッチで各種操作が直感的に行なえるという。CPUにはCore 2 Duoを搭載。メモリは2GB。上位4モデルのみGPUにGeForce 9500Mを搭載する。

 デザインについても、電源スイッチやヒンジ部、Cine Dashなどに青色LEDを内蔵し、イルミネーションが点灯するほか、液晶背面には多層塗装の施された深いブルーを採用するなど、全体を「Blue」のイメージで統一している。

 バッテリ連続駆動時間は約2.3時間。外形寸法は385×275×39.3~43.6mm(幅×奥行き×高さ)、バッテリ装着時の重量は約3.5kg。


本体左側面にHDMI出力などの端子類を備える 2.1chスピーカーを内蔵。ドルビーのサラウンド技術「Dolby Home Theater」を搭載 タッチセンサー採用のマルチメディア用インターフェイス「Cine Dash」を搭載



■ 1,920×1,080ドットパネル搭載モデルを夏発売

 発表会場では、日本エイサーのボブ セン代表取締役社長が登壇し、「エイサーは日本ではOEM向けのPCメーカーと思っている人が多いが、OEM事業は2000年の段階でスピンオフしており、現在は世界中でエイサーブランドを展開している。ワールドワイドのノートPC出荷台数では、2008年3月4日の時点で2位にランクインしている」と解説した。

 続いて、エイサーインコーポレイティッド ブランドマネジメント&プロダクトマーケティングディビジョン モバイルコンピューティングビジネスユニット ディレクターのAndy Chang氏は、「アスペクト比16:9のパネルを採用したのが特徴。映画ソフトの視聴時などに全画面表示した場合も、上下に黒帯が入ることなく画面の全てで映像が楽しめる」とアスペクト比16:9の利点を強調した。

 今回発表したAspire 6920シリーズのほか、米国で同時発表した18.4型/1,920×1,080ドットパネルを搭載し、5.1chスピーカーを内蔵する上位モデル「Aspire 8920」についても言及。日本でも夏頃の発売を予定していることを明らかにした。価格は未定。

日本エイサー 代表取締役社長ボブ セン氏 エイサーインコーポレイティッド ブランドマネジメント&プロダクトマーケティングディビジョン モバイルコンピューティングビジネスユニット ディレクター Andy Chang氏 会場では1,920×1,080ドットの18.4型液晶を搭載する上位モデル「Aspire 8920」を参考展示。日本では夏頃発売予定

 ドルビージャパンの営業シニアマネージャーBen Ting氏は、Aspire 6920シリーズに搭載したDolby Home Theaterについての技術説明を行なった。

 Dolby Home Theaterは、同社がPC向けに提供する「PC Entertainment Experience」(PCEE)により、PC上でサラウンド再生が行なえるようにする技術。オーディオコーデックドライバに搭載して利用する。

 今回提供されたPCEEでは、従来のものを強化した第2世代の技術を採用。低音を強化する「Natural Bass」を追加したほか、従来のドルビーバーチャルスピーカーを強化し、設置距離の近いスピーカーでも奥行きと広がりのある音響再生を実現するという「Sound Space Expander」を搭載する。

 Ben Ting氏は「第2世代のDolby Home Theaterでは、ユーザーがヘッドフォンや5.1chスピーカーなど、音声出力方法を選択するだけで、自動で最適な設定となるなど、柔軟性に優れているのが特徴」と同技術について解説した。

ドルビージャパン Ben Ting営業シニアマネージャー Dolby Home Theaterの第1、2世代の主な機能比較 スピーカーの設置距離が近くても、バーチャルサラウンドにより奥行きと広がりのある音響再生が行なえる「Dolby Sound Space Expandar」を搭載

□日本エイサーのホームページ
http://www.acer.co.jp/index.html
□製品情報(英文)
http://www.acer.com/gemstoneblue/eng/

( 2008年3月25日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]


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