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株式会社GDHは31日、4月から放送する新作テレビアニメ「ドルアーガの塔 ~the Aegis of URUK~」と「ブラスレイター」の2作品について、海外向けダウンロード配信で寄付金制(ドネーション)を採用すると発表した。寄付はドル建て。
両作品は、GONZOが制作している今春の新作アニメで、日本でのネット配信が予定されているほか、海外向けにもYouTubeと、Crunchyroll、BOST TVの3サービスでの配信も決定。 寄付金制が採用されるのはCrunchyrollで、通常の無料ストリーミングのほかに、ユーザーが各エピソードに対して任意の金額を寄付することによって、高画質な本編の動画をダウンロードできるというサービスを開始。なお、ダウンロードファイルのビットレートについては未定としている。Crunchyrollにおいて、コンテンツ企業が動画で寄付金制を採用するのは初となる。 GDHは、「気に入った作品に多くの寄付が集まることで、ユーザーの意見をとり入れた形で続編の制作なども行なえるようになり、ユーザーの声によって作品を進化させることを可能にする。インターネット配信による新たな収益モデルの可能性を検証し、日本のコンテンツビジネスが世界のアニメファンによって育成されることを期待する」としている。 Crunchyrollはアジア圏のアニメやテレビドラマ、音楽などの動画を扱う共有サイト。広告収入型のストリーミング配信を行なうことで、ユーザーに対して違法ダウンロードに代わる閲覧手段を提供し、コンテンツ提供者がマーケットから利益を得られるビジネスモデルの実現を目指しているという。
( 2008年3月31日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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