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TSUTAYA、着うたフル配信で携帯プレーヤー向け音響処理採用
-エンコード前に凝縮音圧。第1弾は「THE ポッシボー」


4月7日配信開始

「家族への手紙」ダウンロード価格:315円


 株式会社ツタヤオンラインは、運営している着うたフルの有料配信サイト「TSUTAYA うたフル」において、携帯音楽プレーヤーに適した処理を施したという楽曲の配信を7日から開始した。つんく♂プロデュースの女性ヴォーカルグループ「THE ポッシボー」のメジャーデビューシングル「家族への手紙」が第1弾で、価格は315円。

 同社はこれまで、各移動体通信会社から配布されたツールを使用して生音源を配信用にエンコードしていた。「家族への手紙」では、アキュラが開発した「DFL サウンドテクノロジー」を使い、エンコード前に音源の凝縮音圧処理を施し、その後でエンコードすることで、「音質の劣化を防いだクオリティの高いサウンドコンテンツを提供することが可能になった」という。

 「DFL サウンドテクノロジー」は、「アーティストの息づかいや動きをリアルに表現する」という「DFL-Sound Movement」、「スタジオ収録された音源を、大ホールで生演奏しているかのような臨場感で再生する」という「DFL-Sound Expanse」、「配信用エンコード用に劣化を防ぐ音圧加工を施す」という「DFL-Sound Pressure」の3技術から構成されている。

 いずれも「ヘッドフォン/イヤフォンで再生することで、最大の効果を発揮する」としており、 DFLスタジオにおいて、「特殊録音・特殊音響機器による最新技術及びエコー・リバーブ再生回数、間隔、音量などを特殊調整する独自技術により生成された音源加工技術」としている。

 ツタヤオンラインでは今回の取り組みについて、今後も新技術を積極的に導入することで「よりご満足いただける音楽コンテンツの配信提供を行なっていく」とコメント。デジタルコンテンツとパッケージを組み合わせて、全国のTSUTAYA店舗との連動施策を強化する、クロスメディア・プロモーションにも取り組むとしている。

 第1弾に採用された「THE ポッシボー」は、「自然をこよなく愛する、未知なる可能性と天然のドン臭さが武器な、地域や人とのコミュニケーションを大切にする」という、つんく♂プロデュースの女性ヴォーカルグループ。歌やダンス、トーク、芝居に加え、ボランティア活動にも積極的に参加。彼女達を主人公としたコミックもYahoo! コミックで連載されている。「家族への手紙」のシングルは4月30日にポニーキャニオンから発売(DVD付き初回生産限定盤:QWCD-10017/1,680円、通常盤:QWCD-10018/1,260円)。そのため、今回の着うたフルは先行配信となる。

□ツタヤオンラインのホームページ
(4月7日現在、この件に関する情報は掲載されていない)
http://www.tsutaya.co.jp/
□アキュラのホームページ
http://www.aqurex.co.jp/
□DFLサウンドテクノロジーの紹介ページ
http://www.dfl-s.jp/

(2008年4月7日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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