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NEC、オリンピックの「おまかせ録画」に適したPC '08年夏モデル
-関連キーワードをあらかじめ用意。DTCP-IP対応機増加


「VALUESTAR W」22型液晶搭載でBDドライブ採用の「VW790/MG」
4月17日発売

標準価格:オープンプライス


 NECは、VALUESTARやLaVieなど、PCの2008年夏モデルを4月17日より発売する。店頭販売向けモデルでは6機種が地上デジタルチューナを内蔵。さらに、チューナは備えていないが、DTCP-IPをサポートし、録画番組のLAN経由視聴が可能な機種も3モデル用意する。

 地上デジタルチューナを搭載したモデルは、テレビ視聴ソフトとして「SmartVision」を搭載。放送録画時にデータ放送部分を省略することでビットレートを落とし、従来と比べて約2倍の長時間録画が可能な「デジタル長時間録画モード」を引き続き備えている。TSデータをそのまま録画/再生することも可能。

 夏モデルではこの「SmartVision」を強化し、キーワードに合った番組を自動録画する「おまかせ録画」機能において、北京オリンピック関連のキーワードをプリセット。「北京オリンピック/全般/ハイライト/卓球/閉会式」など、前回のアテネオリンピックで番組表に含まれた回数の多い言葉を中心に選択したという。さらに、おまかせ録画機能のON/OFFをリモコンからも行なえるようになった。

 さらに、ネットワーク機能も強化。VALUESTAR W(VW)やLaVie C(LC)のテレビチューナ搭載モデルから、録画した地上デジタル放送をDLNA経由で配信でき、チューナを搭載していないLC、VR、VLスタンダードモデルでも地上デジタル番組が再生できる。ただし、長時間録画モードで録画したものはLAN配信/視聴は行なえない。

 「SmartVision」と連携できるEPGソフト「G-GUIDE for Windows」も追加。放送波では15分程度かかるEPGデータの取得が、ネット経由で約20秒で完了するほか、PCだけでなく、同一ネットワークにあるDIGA(DMR-BW700/800/900/XW100/XW200V/XW300)の録画予約も可能。ただし、アプリケーションに同時登録できるのは最大4台まで。

 ほかにも、プリインストールしているWindows Vistaのサイドバー用ガジェットに、NHKや日本テレビ、TBSなど、キー局6社のガジェットを用意している。ほかにもPCの使い方説明ソフトや、システムバックアップ/復旧ソフトの強化などが行なわれている。

 なお、ダビング10への対応は、2007年秋冬のテレビチューナ内蔵モデルの一部と、2008年1月発表以降のチューナ内蔵モデルでサポート。また、DVD MovieWriterをプリインストールするモデルでは、日本ビクターEverioで録画したフルHD解像度のMPEG-2動画の取り込み/編集にも新たに対応している。


■ 地上デジタル放送対応デスクトップ型

最上位モデルの「VN770/MG」

 液晶一体型で水冷機構を採用したデスクトップ型「VALUESTAR W」は3モデルの総てで地上デジタル/アナログチューナを各1基搭載。価格はオープンプライスで、22型液晶搭載でBDドライブ採用の「VW790/MG」の店頭予想価格は32万5,000円前後。DVDスーパーマルチドライブの「VW770/MG」は26万円前後。19型液晶でDVDスーパーマルチの「VW500/MG」は22万5,000円前後の見込み。

 いずれも2GBのメモリと500GBのHDDを内蔵。CPUは22型液晶の2モデルがCore 2 Duo E4600(2.4GHz)、下位モデルがPentium Dual-Core E2180(2GHz)。

上位モデル「VL570/MG」はBDドライブも採用している

 省スペースの液晶一体型「VALUESTAR N」でも、最上位モデルの「VN770/MG」が地上デジタル/アナログチューナを内蔵。液晶は17型。DVDスーパーマルチドライブを備え、HDDは250GB。CPUはAMD Turion 64 X2 TL-58(1.9GHz)。2GBメモリを内蔵し、価格はオープン。店頭予想価格は21万5,000円前後の見込み。

 スリムデザインの筐体と、19型液晶が付属する「VALUESTAR L」2モデルは、チューナを搭載していないが、DTCP-IPはサポート。DLNA経由でデジタル放送の録画番組を再生できる。上位モデル「VL570/MG」はBDドライブを搭載。「VL500/MG」はDVDスーパーマルチ。HDD容量はどちらも500GB。メモリは2GB。店頭予想価格は上位モデルが25万5,000円前後、下位モデルが21万円前後。


■ 地上デジタル放送対応ノート型

LaVie C上位モデルの「LC950/MG」。BDドライブ搭載

 ノート型のLaVie Cでは、上位2モデルが地上デジタル/アナログチューナを内蔵。液晶は15.4型で、最上位の「LC950/MG」はBDドライブを内蔵。下位の「LC900/MG」はDVDスーパーマルチドライブ。HDD容量はどちらも250GB。価格はオープン。店頭予想価格は「LC950/MG」が28万円前後、「LC900/MG」が23万5,000円前後の見込み。

 チューナ非搭載の「LC800/MG」はDTCP-IPには対応。録画した地上デジタル放送などを、DLNA経由で再生できる。液晶は15.4型で同じ。HDD容量は160GB。店頭予想価格は20万5,000円前後の見込み。上記3モデルは総て、CPUにCore 2 Duo T7500(2.2GHz)、2GBメモリを内蔵。HDMI出力も1系統備えている。

□NECのホームページ
http://www.nec.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.nec.co.jp/press/ja/0804/1602.html
□製品情報
http://121ware.com/catalog/
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(2008年4月16日)

[AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]


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