NECエレ、フルHD解像度に最適化したデジタルTV用LSI －画質調整回路をフルHDに最適化

　NECエレクトロニクス株式会社は21日、デジタルテレビ用システムLSIの新製品として、フルHD解像度に最適化した「EMMA2TH/H」を発表、同日よりサンプル出荷を開始した。サンプル価格は7,000円で、2008年夏から月産20万個の量産を計画する。

　デジタルテレビ向けの映像/音声信号のデコーダなどを1チップ化したLSI。解像度1,920×1,080ドットのフルHD映像処理に最適化したのが特徴で、内蔵の画質調整回路は、1画素辺りの処理ビット数を同社従来製品から2ビット拡張し、最大14ビットに向上させて、4倍の階調表現が可能になった。

　メインCPUにはVR5500コアを採用。そのほかサブCPUや拡張CPUなどを内蔵する。メモリインターフェイスはDDR2で、最大256MBをサポート。メモリバス幅は48bitで、最大バンド幅は3.9GB/s。

　MPEGトランスポート・ストリーム処理エンジンの最大レートは4系統合計210Mbps。MPEG-2ビデオデコーダや、MPEG-1/2、AAC対応のオーディオコントローラも内蔵し、SPDIF出力もサポートする。

　日本のデジタル放送規格(ARIB)に加え、北米のATSCや欧州のDVBもサポートする。

□NECエレクトロニクスのホームページ
(4月21日現在、記事に関する情報は掲載されていない)
http://www.necel.com/index_j.html
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http://av.watch.impress.co.jp/docs/20070604/necel.htm

( 2008年4月21日 )

[AV Watch編集部/ike@impress.co.jp]

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