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オンキヨー株式会社は、HDD内蔵オーディオシステム「X-NX10A」を6月28日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は75,000円前後の見込み。また、メインユニット部のみの単体モデル「BR-NX10A」としても同日より発売し、店頭予想価格は70,000円前後の見込み。
80GB HDDとCDプレーヤー、カラー液晶ディスプレイを備えたメインユニットと、ブックシェルフスピーカーで構成するオーディオシステム。音楽CDや外部入力の音声をHDDにリニアPCM/ATRAC/MP3形式で録音できるほか、Ethernet端子を備え、インターネット経由でCDDBの楽曲情報取得も行なえる。PCを使わずに楽曲のダウンロード購入が可能な「エニーミュージック」にも対応する。 USB端子も備え、接続したUSBメモリ内に収められたMP3楽曲の再生/HDDコピーが可能。HDD内の楽曲をMP3/ATRAC対応プレーヤーなどに転送することもできる。また、USBメモリ内のJPEGをジャケット画像として登録することも可能。 HDD/CDの振動対策としてフローティング構造のユニットを採用。HDDをスチール製ベースに固定した上で、CDメカを覆うケースや、冷却ファンとの間に緩衝クッションを挟んで設置。コンデンサなどの内部パーツがHDD/CDの回転振動を拾ってノイズ源となることを防ぐ。 また、スピーカーの音圧による外部振動の影響を防ぐため、共振に強いシャーシ構造や、アルミ素材のフロントパネル/ボリュームツマミなどの採用で剛性を高め、電気的ノイズの発生を防いでいる。 アンプはディスクリート構成で、最大出力は26W×2ch(4Ω時)。小音量での音崩れを防ぐ「オプティマムゲイン・ボリューム」など高級モデルの技術を投入している。同社独自のアナログ波形生成技術「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)」回路を搭載し、パルス性のノイズを除去したクリアな再生を実現している。
電源回路には銅バスプレートを配し、電力ラインの低インピーダンス化を追求。また、グランド安定化のノウハウを駆使し、各回路の電流が流れても電位が変動しない回路構成などにより、安定した増幅動作が行なえるという。 スピーカーは、13cm径A-OMFモノコックコーンウーファと3cm径リングツイータの2ウェイ構成。エンクロージャはバスレフで、、独自のスリット形状と構造を採用したダクト「エアロ・アコースティックドライブ」を採用。ノイズを防ぎ、小音量でも豊かな低音を実現するという。 メインユニットにアナログ音声入出力(RCA)を各2系統搭載。同社製品と連携するためのRI端子も備える。外形寸法と重量は、メインユニットが205×337×147mm(幅×奥行き×高さ)、5.7kg。スピーカーは、164×258×282mm(同)、3.7kg。リモコンが付属する。
□オンキヨーのホームページ ( 2008年5月30日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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