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北京五輪商戦の薄型テレビ「特需」は約25万台
-gfk発表。BDレコーダは「もうひとつの主役」に


Blu-rayレコーダ 価格帯別 販売数量構成比

6月4日発表


 ジーエフケーマーケティングサービスジャパン株式会社(GfK)は4日、8月に開幕する北京五輪のAV製品販売への影響についての予測を発表した。

 薄型テレビについては、「五輪特需が期待される」と予測。gfkでは、過去のアテネ五輪、ドイツワールドカップなどのイベントも、「一定の特需を生み出した」と分析しており、アテネ五輪の実績では、開催8週間前までは予想通りの結果で推移していたが、以降は実績が予想を大幅に上回ったという。ドイツワールドカップにおいても同様の傾向を示しており、「大規模イベントによる予測値の上昇分(イベント特需)は、年間数量を2~3%押し上げる効果があったと推計される」という。

薄型テレビのアテネ五輪、ドイツW杯、前後数量推移

 そのため、8月8日より開幕する北京五輪では、「6月下旬から薄型テレビを中心に、デジタル製品の特需が期待される」と予測。北京五輪による特需の規模を年間数量の2~3%にあたる「約25万台」としている。また、例年7月に迎えるボーナス商戦が前倒しで6月下旬にスタートし、長期化するため、「北京五輪は単独の商機ではなく、“長い夏商戦”の一部として捉えるべき」と分析している。

 薄方テレビの大画面化については、液晶テレビの37型、42型の構成比拡大を予測。特に高画質を訴求したモデルが拡大しており、5月実績では、昨年比でフルHDモデルが114%増、倍速駆動対応モデルは1,164%増となっており、「これらの高画質化技術も大画面化の一端を担っている」という。

液晶/プラズマテレビの画面サイズ別数量構成比

 Blu-rayレコーダについては、「10万円以下のモデルもあり、値ごろ感が増してきた」とし、普及モデルのラインナップ拡充により、「五輪商戦におけるもうひとつの主役になりそうだ」と予測。北京五輪では、「日本との時差も少なく、日中における競技に対する録画需要は高いものと考えられる」と分析している。

□GfKのホームページ
http://www.gfkjpn.co.jp/
□ニュースリリース(PDF)
http://www.gfkjpn.co.jp/news/update/documents/AV_market_outlook_080604.pdf

( 2008年6月5日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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