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パイオニア株式会社は、Blu-ray Discなどに採用されているHDオーディオに対応した7.1ch AVアンプ2モデルを6月下旬より順次発売する。1080pへのアップスケーリング機能を備えた上位モデル「VSA-LX51」は6月下旬発売で150,000円。下位モデルの「VSA-1018AH」は7月中旬発売で115,000円。
どちらも、1080p、Deep Color、x.v.ColorをサポートするVer.1.3aのHDMI端子を備えたAVアンプ。HDMI入力は「LX51」が3系統、「1080AH」が2系統用意。最大出力は「LX51」が180W×7ch(6Ω時)、「1018AH」が170W×7ch(同)。「LX51」は同社プラズマ/Blu-rayプレーヤーなどとのマッチングを考慮し、黒光沢仕上げのデザインを採用。「1018AH」はシルバーを基調としたデザイン。どちらもKURO LINKに対応し、テレビやプレーヤーとの連携操作を実現している。 デコードはDTS-HD Master Audio、DTS-HD High Resolution Audio、ドルビーTrueHD、ドルビーデジタルプラス、DTS EXPRESS(BD/HD DVDのサブオーディオ、または放送用やメモリーオーディオ用などに、最大5.1ch音声を低ビットレートの固定データ転送方式でサポートするフォーマット)に対応。 デザインと出力以外の違いとして、「LX51」のみビデオスケーラを搭載。入力した480i/p映像を、720p、1080i、1080pへアップスケーリング出力できる。ビデオ回路にはFaroudjaの「DCDi」を採用。より滑らかなi/p変換が行なえるという。 両モデルとも、USB端子を装備。iPodの付属ケーブルでAVアンプとUSB接続することで、iPod内の楽曲データを、デジタルデータのままAVアンプに入力可能。高音質な再生ができるという。デコードはWMA/MP3/AACに対応し、iPod以外のUSBメモリや、USBマスストレージクラス対応プレーヤー内の音楽ファイルを再生することもできる。 独自の3次元自動音場補正技術「Advanced MCACC」を内蔵。マルチチャンネル再生時に生じる低音のズレを解消する、「フェイズコントロール」技術や、録音レベルの異なる楽曲の出力レベルを揃える新機能「オートレベルコントロール」も装備。圧縮音楽ファイルの補間再生技術「アドバンスド・サウンドレトリバー」も使用できる。 DACはWolfson製の24bit/192kHz対応モデルを使用。高精度PLLを使って伝送時に発生するクロックジッタを低減する「HDMIジッターリダクション」も内蔵。アナログとデジタル回路のグランドを分けるなど、レイアウトの改善により高周波ノイズも低減させている。また、サラウンドバック用アンプを使って、フロントスピーカーをバイアンプ駆動する機能も用意する。 HDMI入力以外の端子は共通している。主な仕様は下表の通り。
□パイオニアのホームページ
(2008年6月5日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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