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パナソニックコミュニケーションズ株式会社は18日、BD-Rの6倍速記録に対応したBlu-ray Discドライブを開発したと発表した。2008年度上期にパソコン用のドライブとして製品化を目指す。 松下電器産業株式会社 パナソニックマーケティング本部は、6倍速対応のデータ用BD-Rメディアを7月10日より発売する。 ■ 6倍速ドライブは2008年度上期に発売 6倍速BD-R記録に対応したドライブについては開発を完了し、2008年度上期に発売する。製品化については改めて発表するという。 「Blu-ray Disc Recordable Format Version 1.3」に準拠し、1層25GB、2層50GBのBD-Rへの記録に対応。6倍速の再生にも対応する。6倍速対応ディスクを利用すれば、25GBのデータを1層ディスクに約16分で、50GBデータを2層ディスクに約32分で記録できる。 6倍速の実現のため、新たに青紫色レーザーの過渡応答時間を短縮する技術や、高速再生のための信号処理技術を開発。新ドライブに導入したという。 ■ パソコン用6倍速BD-Rは7月10日発売
また、パソコン向けのデータ用の6倍速BD-Rディスクも7月10日より発売される。6倍速BD-Rとしては世界初の発売となり、1層25GBの「LM-BR25MD」と、2層/50GBの「LM-BR50MD」が用意される。価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格は1層が1,700円前後、2層が4,000円前後。 「Blu-ray Disc Recordable Format Ver.1.3」に準拠。独自の高感度相変化記録膜の採用により、1~6倍速の全域にわたる記録速度で広いパワーマージンを実現し、最大6倍速/216Mbpsの高速記録に対応した。 また、パナソニック独自の高精度レイヤースタック技術により、安定した記録再生特性を実現し、6倍速においても片面2層50GBディスクを商品化できたという。さらに高精度スタンパ技術や、新基板成型金型、新カバー層形成技術などを導入し、安定した記録/再生を実現しているという。 なお、7月18日には2倍速のデータ用BD-R/REディスクも7製品も発売する。価格はいずれもオープンプライス。
新たにインクジェットプリンタによるレーベル印刷に対応するほか、水性/油性ペンでの書き込みを可能としている。 BD-Rについては、内径24mm~外径118mmまで印刷可能なワイド印刷エリアタイプのレーベル面を採用。BD-REは内径40mm~外形117mmまでの印刷レーベルを採用する。
□パナソニックコミュニケーションズのホームページ ( 2008年6月18日 ) [AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]
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