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ソニーは10日、地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログの国内テレビ放送4波を1つで受信可能なチューナモジュールの新製品として、実装面積を従来比1/2に小型化した2製品を10月上旬よりサンプル出荷する。アンテナコネクタが水平方向の「SUT-UJ101Z」と、垂直方向の「SUT-UJ101T」を用意し、サンプル価格はいずれも5万円。 同チューナの採用により、薄型テレビやBlu-ray Discレコーダにおける小型/薄型化や低消費電力化を可能とし、複数搭載が容易に行なえるという。同社は「薄型テレビなどの需要に応えるため、同チューナモジュールの積極的な外販を行なう」としている。 新開発の自社製シリコンチューナICと、デジタル放送対応の復調機能のほか、地上アナログの復調機能とゴーストリデューサまでを1チップ化した新開発ICを採用。高周波回路技術と高密度実装技術により、従来品と同等の受信性能を持ちながら、大幅な小型化を実現した。同社が2005年1月に商品化し、「BRAVIA」や「スゴ録」に搭載された4波対応チューナ「SUV-AK45XZ」に比べ基板実装面積比を約1/2としている。 受信感度は地上デジタル放送が-80dBm(64QAM、Code Rate 7/8)、BSデジタル放送が-83dBm(TC8PSK、Code Rate 2/3)で、業界最高クラスとしている。シリコンチューナICと復調ICに内蔵されたフィルタにより妨害除去性能を高めているほか、高周波回路技術とモジュール化技術により、各放送方式の受信時における相互干渉を抑えるという。 さらに、シリコンチューナICと復調ICの搭載や、モジュールの最適化設計により、消費電力1.6W typ.を実現。従来品に比べ約35%削減している。外形寸法は38×65×13mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約50g。
□ソニーのホームページ ( 2008年7月10日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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