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CEATEC JAPAN実施協議会は17日、IT・エレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2008」の開催概要を発表した。
会期は9月30日から10月4日までの5日間で、会場は幕張メッセ。入場料は1,000円で、事前登録により無料となる。7月18日より公式サイトで事前登録の受付を開始する。来場者数は21万人を見込む。なお、2007年の来場者数は20万5,859人。 出展は538社/団体(うち海外は16の国と地域から165社/団体)2,932小間を予定し、昨年の2,843小間より増える。ただし、スペースは昨年の1~11ホール全てではなく、1~8ホールに集約。「昨年の来場者、出展者から移動距離に関する意見をもらった。8ホールで効率よく見学できることを意識した」(松本豊実行委員長)という。
2008年は「デジタルコンバージェンス、新たなるステージへ。」がテーマ。「人をつなぐ」、「技術をつなぐ」、「次世代へつなぐ」をキーワードに展開する。 「人をつなぐ」の展示として、AV機器やパソコン、情報家電を連携するDLNAや、PLC、NGNといったネットワーク技術の最先端を紹介。特別展示として各種ネットワークにおける相互接続性のデモ展示を行なう「HATS PLAZA」や、WiMAX、モバイルPCの紹介ブースなどを用意する。さらに、「JAPAN国際コンテンツフェスティバル 2008」(CoFesta 2008)のオフィシャルイベント「ライフコンテンツ フロンティア」を開催。デジタルコンテンツ制作に関わる情報発信を行なう展示も実施する。 「技術をつなぐ」では、特別展示「オートモーティブ・スクエア」においてカーエレクトロニクス技術を集約して紹介。IT・エレクトロニクス産業と自動車産業の技術とビジネスの交流を図る。また、「先端実装システム展」で、デジタル製品の高機能化/小型化を支える最新実装技術を紹介。また、全国の自治体と協力して地域の企業の情報発信も行なう。 「次世代へつなぐ」では、2011年のデジタル放送完全移行を前に、デジタル放送のメリットなどをPRする特別展示「ガッテン! デジタル・なっ得プラザ」を実施。NHKや民放連が中心となって周知を行なうという。
そのほか、昨年からの変更点として、新たに地球温暖化対策への取り組みなどを紹介する「グリーンITパビリオン」を実施。グリーンIT推進協議会により、省エネへの取り組みに優れた企業の技術やサービスなどを表彰する「グリーンITアワード」を開催するほか、企業による展示や、シンポジウムも行なわれる。
省庁関連からの出展が増えることも今年の特徴で、総務省関連では独立行政法人 情報通信研究機構(NICT)が、経済産業省関連では「情報大航海プロジェクト」の展示が行なわれるほか、独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、独立法人 日本貿易振興機構(JETRO)などが参加する。 9月30日に行なわれるキーノートスピーチでは、富士通の間塚道義会長、日立の庄山悦彦会長らが講演。インテル、マイクロソフトによるゲストスピーチも行なわれる。 ■ 2009年で10回目。見学しやすさにも配慮
実行委員長の松本豊氏は、2008年のテーマについて「“デジタルコンバージェンス”という言葉を使うのは今年で3年目。集大成の年ということを意識して、最終年にふさわしい内容にしたい。また、来年は記念すべき第10回となるので、いい橋渡しにしたい」と意向を表した。 グリーンIT関連イベントが実施される以外については、昨年までのコンセプトを継承。業界関係者だけでなく一般来場者の見学も意識した展示にするため、“完成品を分解する教室”など、家族向けのイベントを土曜日に実施するブースもあるという。 前述の通り全体のスペースを縮小したほか、6・7ホールの間の通路もこれまでの1つから3つに増やすことで、移動の効率化も図っている。また、閲覧時間は平均5時間という実態から、海側とイベントホールの隣に休憩コーナーを設置する予定で、「ゆっくり休憩を取りながら見学して欲しい」としている。
□CEATEC JAPANのホームページ ( 2008年7月17日 ) [AV Watch編集部/nakaba-a@impress.co.jp]
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